プチ・エッセイ:洒落た文章、あなたの言葉

気取って洒落ていて、やたら整った雰囲気の文章をよく見るが、あまり響かない。提携に綺麗にハマったものに対して飽きが来ている。文章書いてやったぜ、どやっみたいなものを感じてしまうのかもしれない。

整っていることは大事だが、そこに熱量のあるスパイスが欲しい。あなただけの言葉の使い方を感じたい。アップルパイから香ってくるシナモンの様な、独特な香りを添えて欲しい。要求が多くて申し訳ないのだが。

小説やエッセイを読んでいて感じる。プロの作家さんはこの塩梅が上手いと思う。そのこだわりの部分に関しては文章の上手さよりも、如何にして感じたことを伝えてやろうか、の言葉選びが際立っている。そのことに、どれだけ熱を注いだのかをダイレクトに感じたい。私が本を読んでいて楽しい瞬間である。

とか書いているこの文章も、わりかし痛い。

おむ


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