信仰の山、繖山/歴史探訪①
ご挨拶
どうもこんにちは、しがクラです。ノートは以前から読んではいましたが、書くことは初めてでやや緊張しています。ただ、ツイッターと違って140字という制限がないため自分が書きたいことが余すことなく書けていいですね。学部は文学部、世界史同好会以外には学術探検部に所属しています。
本題
まあ、前置きはこれくらいにしておいて本題に入りますかね。12月19日、私は滋賀県にある繖山に登りに行きました。目的は1月の上旬に遠足で行く予定の観音寺城跡とその山域の下見です。まずは青春18きっぷを握りしめ、2時間半近くかけて安土駅まで。車窓からは雪化粧をした比良山地が見えます。
つい1か月前まで全く積もっていなかったのに季節の移り変わりは早いですね。こちらは11月1日に武奈ヶ岳山頂から撮った写真です。
安土駅に降り立つと一面銀世界、電車が映えます。
凍結した路面に苦戦しながら登山口に到着。誰も入山していないらしく、足跡一つないふかふかの雪。
さらに進んでいくと石仏が。
最初は何かわからなかったのですが、西国三十三所の石仏、つまり三十三体あったらしいです。しかしながら、雪もあいまって33体すべて見つけることができませんでした(苦笑)。一体一体個性があるのでよかったら雪がない夏にでも探してみたらどうですかね。
桑實寺
そして、そうこうしているうちに第一の目的地、桑實寺に到着。入山料として300円を支払い本堂へ。この寺院は天智天皇の勅願寺院として白鳳6年、定恵和尚によって開山された由緒あるお寺で、定恵和尚が中国から桑の木を持ち帰り、この地で日本で初めて養蚕技術を広めたことがその名の由来とのことです。
こちらが本堂。南北朝時代に建立されたものが今なお戦火にも巻き込まれず残っています。
次に目指すは観音正寺、と、その前に箸休め。こちらは僕が作った雪だるまです。
雪がほとんど降らない地域出身であるため作り方がわからず、なんともいびつな雪だるまになってしまいました(苦笑)。
観音正寺
こちらが観音正寺、正面から入れば金剛力士像がお出迎えしてくれるのですが、観音寺城跡側から入ったため残念。圧巻ですね金剛力士像。中学の修学旅行で行った東大寺の金剛力士像は今なお記憶に残っています。教科書の写真からは2m、大きくても3mほどかなと思っていたのですが、実物はなんと8.4m。
話が横道に逸れてしまいましたね。この観音正寺は聖徳太子によって推古13(605)年に開基されたとのこと。先ほどからビッグネームが続きますね。あの時代、滋賀ひいてはこの山域が宗教的に重要な拠点だったことがうかがえますね。そしてこちらが本堂。
ここまでの行程は全体の約半分、観音正寺から繖山までが今回の正念場でしたね。急な斜面に膝が埋まるほどの雪が積もっており、ゲートルは付けているもののトレッキングポールは持っていないために手も使い這うように進みました。うーんきつかった(笑)
まとめ
初めての雪山ですがとても楽しかったですね。ここでは紹介しきれなかったですが、この山域には征夷大将軍として有名な坂上田村麻呂が安置、祈願した観音様や古墳までもあります。ぜひぜひ足を運んでみてください。
追記
山行の詳しいデータはYAMAPに上げてあります。リンクを貼っておきますね。
はじめてのゆきやま https://yamap.com/activities/14843899 #YAMAP