これから受験に挑戦する方々へ
今年で高校を卒業した私から、これから受験生になる方に伝えたいことを3つにまとめました。勉強面は大したことないので、主に精神面についてです。参考になれば幸いです。
①自分を追い詰めすぎないこと
誰しも最初から志望校が決まっていたり、将来何がしたいか明確にできている訳ではありません。時間は限られていますが焦らずに自分が進みたい方へ素直に向かえばいいと思います。
3年生の時、担任の先生が「心のゴムひも理論」の話をしてくださいました。これは、自分にくっついているゴムひもを目標の場所まで引っ掛けて今いる自分の地点まで戻り、そこから目標の地点までゴムひもが引っ張る力に沿って努力し続けて、気づけば目標が達成出来ているというものです。注意点は、ゴムひもを自分で押さえつけたり戻ろうとしてはいけないということ。やっぱり私は目標の大学に行けないよ、とか苦手な科目の点数が伸びない、とか自分を否定するような言葉でゴムひもの引っ張る力をググッと止めるようなことはしないで、素直に淡々と努力し続けること。私がここまで頑張れたのは先生の言葉があったからです。先生ありがとう。
②自分の心の声をきくこと
偏差値というものは自信に繋がるものでもあるし時には自分自身を傷つけることもあります。私自身、数学がとても苦手で模試を受けては絶望してなんでこんなに上がらないだろうと悩むこともありました。それでも自分の夢や、やりたいことを思い出して、自分の心の声をきいて、頑張ってきました。しかし本番近くになるとどんどん精神的に辛くて苦しくなって、心の声をきこうとすることを辞めてしまいました。精神面が崩れると身体面もガタガタでボロボロになってしまいます。現状、私は受験が終わったあとも、急に涙が出たり気力がなくなったり、身体的にも酷くて、ご飯を沢山食べるのが好きだったのにほんの少ししか食べられなくなりました。
1月から二次試験に向けて通常の授業が進路に合わせた特別講座に切り替わり、友達と話すことも減ってしまい、誰にも相談できないまま受験を迎えました。(私の高校の場合です)とにかく苦しいことや辛いことがあっても誰かに相談しにくいことが多くなってきます。そういう時は我慢せず家族や信頼している先生に吐き出してしまった方が楽ですよ。のちのち自分が苦しくなって、卒業したあとの春休みも楽しめないのは嫌だと思います。自分に甘いのは良くないけど、自分に優しく気を楽にして前へ進んでいってください。
③周りと比べないこと
これは人それぞれですが、模試の判定全てが合否に繋がることはありません。ずっとA判定でも実際落ちることはあります。E判定でも受かる人もいます。模試は前の自分との比較をするためのものです。前より何ができていて何ができなかったか、ただそれだけを見ればどこを改善すればいいのか分かる指標のようなものなので、人と比べすぎず前よりもできたと思うなら自分を褒めてあげてください。
ここまで主に精神面について書いてきました。私みたいにメンタルが弱い人向けの事なので、全員が参考になるわけではありません。これから受験で不安な人、沢山いると思いますが、勉強だけじゃなくて残された高校生活を存分に楽しんで、充実した時間を過ごされることを願っています。