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辛いときもクイックレスポンスだけはなんとかすると良いが100%でなくて良い

仕事しててどうしても辛いときはある。

進捗が思わしくないとき、タスクが多すぎて思考がまとまらないとき、今日の自分のパフォーマンスが低すぎて死にたくなるとき、プライベートがうまくいかないとき。

そんなときはどうやっても仕事はうまくいかないし、うまくいかないから余計に自分を悪い方向、悪い方向に押し込んでしまう。

そしてそんなときに限ってくる進捗確認の連絡やスケジュールの確認や新しい仕事の依頼。もう死にたくなりますよね。頭がブワーッとなって、返信することすらままならない。

だからこそ、しんどいなって思うときこそレスポンスだけは早くすると心がけておくといいと思うよ、という話。私も100%いつも出来てるわけじゃないし、心のキャパシティがいきなり増えるわけじゃないので、50%なら70%、60%なら80%出来るように心がけるするというイメージで良い。

クイックレスポンスすると向こうも安心できる

まずはじめにこれは一番重要なことで、やはり仕事するにあたっては「状況が計算できる」ことが大事。向こうからすると問い合わせたことが帰ってこない、というのは仕事が計算できなくなるので、「なんか辛いづらいなこの人」と思わせてしまう原因になる。それを回避するためにも、100%の答えでなくなんなら20点とかの回答でいいから、とにかくなんかしらメッセージに対して返すようにしよう。

とくに経営してる人とかスケジュール管理が日常業務の人は意外と思ってるより優しい。ずっと放置してその上に仕事の質も最悪なときはめっちゃ怒られるが、クイックレスポンスが出来てるうちはイライラが少ないのであんまりいきなり人格否定されるような事態には陥らない。不安に思うことの99%は起きない。

クイックレスポンスしとけば一旦頭のメモリからおいておける

「後で確認します!」とか「進んでないけどスケジュール的には元々これからやる予定なので問題ない認識です!」とか「実はちょっと気まずいかもなんですが今打ち合わせ入っててあとで相談させてください!」とかとりあえず投げとく。そうすると、「あーあれも返さなきゃ、あれも確認しなきゃ」と脳内ワーキングメモリーが圧迫されるのを防ぎ、パニックになることを回避しやすくなる。

でも忘れっぽくてタスク管理がどうしても苦手な人は、言ったはいいものの返信忘れているパターンが多いから既読つけると忘れて返せないのよ。。。みたいな人もいると思う。

そういう人は、もういっそのこと相手方に「あとで確認して返します!2,3日返ってこなかったら忘れてる可能性大なのですみませんがもう一回プッシュしてください!」と伝えてしまうのもアリだと思う。

たしかに相手方に「そんな催促させてないで管理しろよ」と思われるリスクは多少あるけれども、それは仕事の質で挽回できる。「あいつ仕事はそれなりだけど忙しいとレスポンスなくて不安だから使いたくないわ」と思われるやつより「ちょいちょい忘れ物多いけどちゃんと状況わかるし仕事はちゃんとしてくれるわ」と思われるやつのほうがだいぶ仕事しやすい

クイックレスポンスをするととりあえず仕事した感でる

タスクがあふれて自己肯定感とパフォーマンスが下がってくると、仕事が溢れているのに仕事はしてないカス野郎、という自己認識になってくる。この状態はとても辛い。この状態を回避するためにもクイックレスポンスが役に立つ。

普通のタスクの消費エネルギーが5だとすると苦しいタイミングでクイックレスポンスするエネルギーは20くらいいる気がする。でもやり終わったときの実際使ったエネルギーは3くらいだし、リターンは5の仕事を無理やりパフォーマンス低いときにやろうとしたときよりかはでかい気がする。

つまり、辛いときはいわゆる作業がほとんど進まなくたって、レスポンスさえしっかりしとけば「仕事したことにしてもいい」と私は思う。レスポンスだけしてサウナに行くなりヨガをするなり少しリフレッシュする方がよほど賢明だ

全部は無理。でもちょっとずつ増やすことが「仕事が出来るようになる」ということだと思う

TwitterもといXを見てると「クイックレスポンス(即レス)は社会人の基本。できないやつは社会人失格」みたいなマッチョな意見を発信している人がいる。

もしかしたらこの記事を見た人にもそういう内容をみて落ち込んだり「即レスできない自分は社会人として基本的なことのできないダメ人間だ」と自分を責めてしまった経験がある人もいるかと思う。

しかし、あえて言うが、そういうマッチョなことを言ってる人は、完全無欠の経営者か、ツイッターでイキってるだけのお猿さんか、100%クイックレスポンスが出来るような程度の負荷の仕事しかしてないだけだと思う。あまりまえだがたくさんの仕事、解決の難しいクリティカルな仕事をやればやるほど、タスクは溢れやすくなるしクイックレスポンスは難しくなる。

大事なことは、同じくらいの量の仕事を抱えたときに、全くできなかったことが20%くらい返せるようになった、20%だったのが半分くらいのシーンではすぐ返せるようになった、というように出来ることの量や質を上げていくことだと、私は思う。

それよりも、出来ないときをうまくカバーしあえる関係性を日頃構築したり、自分が低パフォーマンスのときに優しくしてもらえるように普段から周りに優しくしておくとか、そういう人間臭い付き合いをちゃんとしておくことのほうが大事だと思います。

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