#2 開業までの強い味方
第2回のテーマは「開業までの拠点について」です。
私は現在神奈川県に住んでいます。
今年に入ってすでに4回広島に帰りました。
3回目までの滞在は最長一週間だったので、隣市に住む親戚の家に世話になったり、リーズナブルな価格の宿を利用したりなどして何とか凌いできましたが、いよいよ改修工事が本格的になり滞在も長期化するので、4回目からは町内の空き家を借りようと考えていました。
雨風凌げて水があれば何とかなるだろうと…
しかし、甘かった…
空き家はものすごく沢山あっても「住める空き家」はごく僅かだとわかり仮住まい探しは難航しました。
そこで、亡祖母の代から付き合いがあり、亡叔母の同級生でもあるSさんに相談したところ「たしか総領中学の元寮が改装されて泊まれるようになっとるからそこを使わせてもらえるようにかけあっちゃろう」と素晴らしいご提案をいただきました😭
庄原市内でビジネスを始めたい人向けのお試しオフィス「おいでん彩」というところでした。そんなところがあったとは!!!必要な情報にアクセスできるってつくづく大事だわ~と思いました💦
私は利用条件を満たしているとのことで無事承認され、先月末から「おいでん彩」に2週間ほど滞在しました。しかも、創業支援プログラムの一環なので無料で利用させていただいたのですm(__)m
プログラムについては後ほどお伝えします。
横浜発の夜行バスで広島駅に到着したら、Sさんが出迎えてくださり、庄原市役所まで車で送っていただきました。
Sさんは80代にして現役のビジネスパーソン。
広島市内にある企業の役員をつとめながらあちこちを飛び回っておられます。
Sさんは当初「なんであんな山奥の家を改修する?人が離れていく一方なのに」と仰っていましたが、「先祖が守ってきたあの地を大事にしたいのです」と熱い想いをお伝えすると「それは大事なことだ」と理解を示し、まるで親戚の叔父のように応援してくださっています。困った時に手を差し伸べてくださるキーパーソンのお一人です。
庄原市役所に着くと早速Sさんが矢吹副市長を紹介してくださいました。「おいでん彩」管轄の総領支所長掛札さんとプログラムご担当の商工観光課さんも同席されました。
矢吹副市長は総領町のご出身で、亡くなった祖母や両親のことを憶えておられて目頭が熱くなりました。
地元の方々がこのプロジェクトを支えようとしてくださっていることに
深い感謝の念を抱き、身の引き締まる思いがしました。
一通り手続きに必要な説明を聞いたあと、掛札支所長さんにおいでん彩へ案内していただきました。
必要なものは充分すぎるほど揃っていて利用者への思いやりを随所で感じました。
僭越ながら、写真付きで施設を紹介したいと思います🍀
おかげさまで2週間、とても快適に過ごしました。
作業を終えて心身ともにホッとできる場所に帰れるのはほんとに有難かったです(涙)一般の宿とは違い自炊できたのも助かりました。町内にはスーパーもコンビニもないので、到着日と中日に庄原市街で食材を買い込み、昼は弁当を作って毎食自分で作ったご飯を食べました。独身の頃、ワンルームマンションで一人暮らししていた頃を思い出してミニキッチンをフル活用しました💪
余裕があればもっと周りを散策したかったなー🍀
庄原市のお試しオフィスは全部で2つあります。
利用条件や申し込み方法などは以下のページに掲載されていますのでぜひチェックしてみてくださいね。
移住や二拠点生活をお考えの方はこういった制度をうまく活用して
まずは暮らしを体験してみるのも良いと思います😊
最終日。
掛札総領支所長さんと、プロジェクトの主軸、奥田工務店奥田順紀さんと記念撮影。
開業までの間引き続きお世話になります🍀