心に「おぎやはぎ・矢作」を持つ。
何という唐突なタイトルかと思いますし、これ模型の企画と関係ないじゃん。と言われればそれまでの雑談的なことを書かせていただきます。
模型の企画者となり四半世紀が経過となりました。(うおっ!!)
一通りの仕事は出来ますが、事態の流れで変わったことも沢山あります。
・手で製作していた原型が、3Dデータで原型製作。
・出力や磨き、複製や塗装を昔は1人で一通りできることで、万が一他社へ転職しても大丈夫なように(結局 原型師は自営業が出来る)指導していたのが、データ製作者が過多になり、作業の分担化が当たり前になっていること。
・契約書などは出力して割印して1部を返送したりしていましたが、コロナ過もあり電子での対応だけでOKとなる。
など、昔と比べて大変になったところもあれば、簡単になったところもあります。
変わって楽になった点もあれば、長い目で見ると不安になる点もあります。とはいえ結局仕事は対人関係。どれだけうまく付き合いつつ進められるか。
というのが、どの業種でも求められることとなります。
この年齢になると、同年代と会食しても健康か資格の話ばかりw
自分もケアストレスカウンセラー認定試験をこれから受けますし。
でもそれが普通なんだなと思います。
自分が若いときに上司を見て、どうしてそのような対応なんだろう?と思うことは多くありました。その立場になればわかること・感じることを年齢と共に実体験していますし、若いときにそういうものだろうな。と思っていたのが形になっていく感じです。そうなっていくと、今度は今の自分より下の若い層の考えに関して疎くなってしまいます。
そこで冒頭の”心に「おぎやはぎ・矢作」を持つ。”となります。
簡単に言えば
「相手にも事情があるから怒らない。むしろ可愛らしい。もしくは可哀そうにも感じつつ、10回に1回は怒って自分のせいではないと主張し、心のバランスを取る」となります。
自分もそうは思いつつも、どうしても過去の経験を活かして指導したい時があります。でも相手からすればそんなのどうでも良い。知ったことでは無いという状況もままあると言えるでしょう。
そうわかっていても…となってしまいがちですが、心に矢作さんを飼うことでw 相手の事情もあるし、可愛らしいなと思えるようになってきました。効果てきめんとまでは言えませんが、それなりに良い心のバランスを保てるようになったかなと。
経験値が増えると、理不尽なことや嫌なことを理解する場面も増えます。
同世代や上の方。または他社の方の姿や生き様をみて、自分もこうしなければと試行錯誤もしたり、いろいろ考えて行動したりするも、結局は自分という個性を他者に合わせて主張・バランスを取る形となります。
本当に企画に入った当初は、好きな作品から立体化申請して進めるだけでいいだろう。という甘いというかそれしかわからなかったのですが、結局仕事は人と人の繋がり次第だなと。
その面を知るのが自分は遅かったのですが、そこを改めて強化している最中でもあります。
自分にとってより良い未来が構築できるよう、今から仕込みまくりますので、昔みたいな商品展開が増えるかもしれません。
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