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席を譲るという事

https://www.recordchina.co.jp/newsinfo?id=943419

この記事を読むと、中国人が一様にマナーが悪いかのような印象を持ってしまうが、実際はそうでもなくて、そういう人達もいるという感じだと思っている。

この年輩者に席を譲るという行為は、古代中国の儒教精神である”年輩者を労わらなければいけない”に行きつくのではないかと考える。
積極的に老齢者に席を譲るアクションは台湾、シンガポールで顕著にみられた。

シンガポールでは、老齢者や、妊婦が電車の中で立っていると、少し離れた椅子からわざわざやってきて、「あそこに座りなさい」と言いに来てくれる。

また、バスで老人が立っていて、目の前の若者が座っていると、バスの運転手がマイクを使って「そこの若者、老齢者に席を譲りなさい」と怒鳴りだす。

これらの状況は、見ているこちらは圧倒されるし、自分の今までの行動を反省しなければいけないなどと考えてしまう。そして、はっとなり、積極的に席を譲る行為は大事なのだと思わせる。

多分、これは台湾やシンガポールの方が古き良き時代の儒教精神が残っているからかもしれない。

中国大陸で乗り物に乗っていると、席を譲る人もいるし、いない人もいる。マチマチだと思う。

多分、あれは変な喩で申し訳ないが、毛沢東時代の文化大革命の影響で、国民の多くが儒教精神から解放されているのではないか?という見方もできると思う。

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