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中秋の名月と月餅
今年の中秋の名月の日は9月17日火曜日なんだそうです。
広縁にすすきなどを飾りおはぎを食べるというイメージがあります。
しかしながら、中秋の名月でお団子やおはぎを食べる習慣は我が家ではありませんでした。誰が食べるんだろう?と思っていました。
当時、近所の和菓子屋(団子屋)さんでは、春の彼岸が近づけば"ぼたもち"を、秋の彼岸になれば”おはぎ”を売ってました。私は赤飯好きなので、近所の和菓子屋さんに買いに行くと、おまけだと言って、おばさんから"ぼたもち"や”おはぎ”をおまけでもらい、喜んで食べた思い出はあります。ただ、あの独特の甘みが気になり、それほどリピーターにはなりませんでした。
後年お土産にもらった長命寺の桜餅を食べたら、あの塩味の桜の葉の味がたまらず、暫くの間ファンになって食べていた事もあります。
台湾にいた頃は、月餅は喉につかえるし、そもそもデカくて、食べる前におなかがいっぱいになり、あまり食べませんでした。
香港にいた頃は、季節になるとアパートの大家さんが一箱持って来て、どうぞ!とくれました。
いや、こんなに食べられないよとは思うものの、せっかくの御厚意なのでいただき、仕方なくオフィスに持って行って配ろうと思うと、みんなうんざりしているらしく、誰も食べてくれない。
あの季節は、みんな一斉にデパートなどで、購入し、知り合いに配り、それをみんなが一斉に受け取り、受け取った方も「はきだしたのに、またきちゃった・・・」みたいな感じで、処理に困って、私のような第三者に持ってくるような状態で、何となくババ抜きのババがたくさん市内に溢れて、巡り巡っているみたいな感じだったのかもしれません。
ただ、蓮容旦黄月餅だったか、卵の黄身の塩味が美味しくて何とも言えないものとか、アイス月餅もあった記憶がありますね。