占い師は○○○なんかじゃない
唐突に言い放ってしまったんだけど。
結論から言うと、
占い師は【預言者】なんかじゃないってこと。
占いやってると、どうしても不可避なことがある。
『彼と結婚できますか?』
『次の職場ではうまく仕事ができますか?』
『いつ頃夢が叶いますか?』
うん。そうだよね。
そういうことが聞きたいから占いするんだよね。
でも、でもね。
占い師って預言者じゃないんよ。
傾向だとか、今の流れでいくならって答えは出せる。
『言わなくても望んでることわかるでしょ?』
ってスタンスで相談してくるのはマジでやめてくれ。
あんたの人生どうなるか、決めるのはあんたなんだからさ。
結局さ、望む未来を現実にするかどうかは自分次第なんよ。
簡単に言うとさ。
願いは叶えたいけど何もしたくない、が本音なんでしょ?
自分磨きせずに一生彼に愛してもらおうとか
楽して大金稼ぎたいとか
やってもいないことを成し遂げたいとか
何も努力しないで全部を思い通りにしようなんて、死ぬほど烏滸がましくないかい?
そんなん無理に決まってるやん。
まぢで、いや、ガチでな?
自分からアクションは起こしたくない。
だけど彼に愛されたいし、告白されたいし、付き合いたい。
学ぶのは面倒だし勉強嫌い。
だけど出世して地位も名誉も財産も手に入れたい。
自分に何ができるかわからんし探すのは面倒。
だけど何かしらで有名になりたい。
いやいやいや。
絶対に無理だって言っとくわ。
占いでわかることって微々たるもんよ。
今のままでいけばこうなるよ、とか。
こんな努力をすればああなるよ、とか。
そんなアドバイスもしっかりしてるはずなのに。
まぁ、ほとんどの人が言うこと聞かんもんな。
何もせずに、ただ時間だけ浪費しながら、モヤモヤして過ごすんよ。
そんで決まって後からこう言うんだ。
この先生ハズレます
アホなんか?
自分の人生やろ。自分の未来やろ。
人任せにすんなや。
死ぬほど努力してから文句言いや。
言ってみたら別のパターンもある。
『今のままだと難しいので、こんなことをしてみましょう』
そうアドバイスしたらしたで文句言うんよね。
なんでそんなことしなきゃいけないんですかぁ〜!って。
いや、だからさ、その考え方だから上手くいかんのよ、って言いたい。
結局のところ、占いに依存してる人の傾向は
何もせず、何も変えず、望むように手に入れたい
ってゆーワガママな考え方の人が多いってことよ。
だからアタシはクライアントに対して全肯定。
アゲ鑑定だって言われたとしてもそれでいい。
必ずアドバイスはしてるから、実践できる人だけ残ればいい。
アドバイスを実践できてる人は、ちゃんと良い方へ進んでる。
片想いから両想いになってお付き合い始めた人もいる。
夢や目標を定めて動き出し成果を出してる人もいる。
つまり、『当たった』って言ってくれる人はポジティブな人。
望む未来のために最善の努力ができる人。
そういう人は占いに頼らなくても、自分で正しい方向に進めてるもんね。
占い師ができることは、未来予知なんかじゃない。
ましてや他人の人生を左右することなんてできないししたくない。
不安に飲み込まれたり、勇気が出せずに立ち止まっている人のサポートだけ。
心の荷物を減らして、答えを上手く導き出して、勇気を持たせて、背中を押す。
それだけでしかないんだよな。
占い師の中には、特別な能力を持っている人もいる。
そういう人は未来予知して伝えることをしてるんだろうけども。
アタシが考える占い師ってのは、あくまでもセラピストであれ、ってこと。
占いというよりカウンセリングするという方が正しくあるってこと。
だから特殊能力なんか無くたって、占い師になれる。
人に寄り添う気持ちとか、豊富な経験や知識があればできる仕事。
むしろそれを大切にしてほしい、って思ってる。
最後にもう一度言わせてくれ。
占い師は預言者なんかじゃない。
当たったとかハズレたとかどうでもいい。
こちらが出したアドバイスを素直に受け取れる人だけ来ればいい。
占い師には【寄り添う】というスタンスが必須。
同じようにクライアントには【ひとまずやってみる】ってスタンスが必須。
ぜひ覚えておいてほしい。