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アズカリを同人誌通販で利用した話
先日WebオンリーでアズカリとBOOTH両方を利用した自家通販を行いましたので主にBOOTHと比較したアズカリの感想を残しておこうと思います。
アズカリとは、特定の相手との商品の取引やサービスのやり取りなどで生じる金銭を一旦アズカリに預け、目的が達成されたら金銭を受け取れるメルカリのようなサービスです。
在庫販売といってネットショップのように商品を登録して複数のお客さんに購入してもらう方法もあります(同人誌通販はこれ)
買う人はアプリをインストールしなくてもWebから購入もできます(ただしクーポンは使えません)
1.匿名配送料180円
今回アズカリを使おうと思った1番の決め手がこれ。BOOTHだと匿名配送料370円なので1冊の薄い本のために送料がかさんでしまうのが心苦しく……なんとか安くなる方法はないかなと探していたところアズカリに行き着きました。
ただし匿名配送が使えるのは600円から。
今回通販した本はBOOTHでは550円でアズカリを600円に設定しても送料手数料含めてアズカリの方が安くなるので使いましたが、500円以下の商品だとアズカリを使う意味が無いので使える人が限られる印象。300円くらいからで使えるならめっちゃ便利なサービスなんですけど…。薄い本のやり取りにはちょっと不向き。600円以上のグッズのやりとりにはいいかも。ちなみにBOOTHは最低価格100円から匿名配送使えます。
2.手数料が安い
手数料がBOOTHと比べて安いです。
少部数サークルには有難い……。
BOOTH 決済金額の5.2%+22円
アズカリ 取引金額の4.4%
3.クーポンがある
紹介コードを通して会員登録すると紹介した人とされた人に100円分のクーポンが貰えます。
BOOTHにはないサービスなので、人によりますがクーポンを利用できるのなら少しお得に商品を購入することができます。出品者はクーポンを使うと取引手数料がお値引されます。
4.R-18設定ができる
商品にR-18設定ができます。購入は会員登録時の生年月日で18歳以上かどうかを判断しているようです。
ただしワンクッションは挟まれないようなのでリンクをクリックすると未成年者でもページが見れてしまいます。なので今回アズカリの方には中身のサンプルは載せませんでした。いかがわしい表紙のものだと載せるの躊躇しそう。ワンクッションが実装されるよう要望出しときました。
あとはR-18商品にはクレジットカード決済のみ使用できるようにしてもらえると個人的には安心です。
5.使用感
発送の仕方はBOOTHと一緒です。ファミマのコピー機にQRコードを読み込ませてレシートと荷物をレジに持っていくだけ。
アプリの使用感は基本的にはクローズドなメルカリという感じです。商品やサービスが買われ、アズカリにお金が預けられ、商品が到着して受け取り評価がされたらこちらも評価をして終了。特に取引メッセージをしなくとも取引は成り立ちますが、最後にメルカリと同じように受け取り評価が必要になるのでポチッとボタン押すだけで購入したい人にはちょっと面倒に感じるかも。
総評
ここまで色々書きましたが利用者は圧倒的にBOOTHの方が多かったです。同人誌通販に関してはやっぱりBOOTHが強いですね…。もっと価格差が出るものだとまた違ったのかもしれません。
今後利用者が増えるのであれば手数料や匿名配送料の安いアズカリはサークル側にとっても購入者側にとっても有難いサービスになると思います。
ただ現段階だと500円以上の全年齢本やグッズの販売、個人でデザイン業などのサービスを請け負ってる人向けかなと思いました。あと個人間のチケットの取引とか。あとR-18はワンクッション実装して……。
本の通販は今後BOOTHか書店委託にしようかなと思いますが、とはいえアクキーなど比較的単価が高くなりそうなグッズには引き続きBOOTHとアズカリ両方で通販していこうかなと思ってます。
ここまでお読み頂きありがとうございました!