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好きなことやらずにうまくいくほど世の中は甘くないと思う話

好きなことを仕事にすればうまくいく、なんて言われるけど本当かな?

こちらの記事のコンビニオーナーさんも好きなことやってるんだろうなと思います。

好きなことを仕事に、というと、好きなことをそのまま職業にすることだと考えてる人がおられますが(それもありですが)、僕の考えはちょっと違います。

上の記事のコンビニオーナーさんは、コンビニが好きなわけじゃないと思うんですよね。

コンビニという仕事のなかで、自分の好きを活かしてるだけ。

うちのクライアントさんで、うまくいってる(仕事を楽しんでる)なと思う人たちは、みなさん自分の好きを活かしておられます。

職業そのものが好きそうに見える人も、その仕事がうまくいってる本当の要因はその人が本質的に好きなことを活かしてるからというのが僕の仮説。

うちのクライアントさんの事例を紹介してみますね。


クーポンサイトでの集客に疲れ果てた美容室のオーナーさんの事例

オーナーさんに色々話を伺ってると、髪の毛や身体の健康についてかなりマニアックな方だと判明。

なので、カットやパーマという美容室のメイン商品を売るのをやめて、髪の健康をメイン商品にして店名から変更しました。

結果的に、お客さんは減ったけど高単価になり、クーポン目当てのお客さんに振り回されることがなくなって、余裕のある経営をされてます。

ビジネスモデルを変えたから、というような表面的な話ではなく、好きを活かしたからこそうまくいったのであって、好きでもないのにスタイルだけ真似してもうまくいきません


安売りや値引きしないと売れないことに悩んでおられた工芸品工房の事例

色々お話を伺ってると、ものづくりに対する強いこだわりを感じたことと、実際に見せていただいた工芸品が素晴らしかったことから、それをわかりやすく伝える施策を行いました。

作業場の一部で商品を販売していた(ように見えた)のを、「お店」に見えるように改装。ロゴマークを刷新して、プライスカードなどの目に見えるもののデザインを統一。ホームページに、ひとつづつ丁寧に手作りしてるのでたくさん作れないことや価格が高くなることを正直に記載。接客ではこだわってる点をわかりやすく説明。

その結果、一時的にお客さんが減って売上も下がりましたが、次第に「ここのが欲しい」「ここのでないとダメ」というお客さんが増えて単価も上がり、いまではお客さんに順番待ちしていただくまでになってます。


デザイン好きを活かした僕の事例

僕の場合は、デザイン事務所の横で始めた小さなカフェを繁盛店にするという経験をしました。

カフェを開くのが夢なんです!みたいに始めたわけではなくて、空きスペースの有効活用くらいの軽い気持ちでスタート。

そのせいか、最初ぜんぜんお客さんが来なくて崖っぷちに追い込まれたとき、どうせ閉めるならやりたいことやろうと開きなおり、自分の好きなことをやり始めたらお客さんが増えたのです。

僕が好きなデザイン、音楽、雑誌などでいっぱいな(僕にとっての)ワンダーランドを作ったらウケたと言うわけ。

ちなみに、僕はデザインの仕事をしてますが、おしゃれなものやかっこいいものが好きだからデザイン関連の仕事をすればいいというのはちょっと違うと思っています。

デザインの仕事はおしゃれなものやかっこいいものを作るのが目的ではなくて何かしら成果を出すことだから。

おしゃれさやかっこよさにこだわり過ぎると手段が目的化してしまうことになりかねません。

逆に、カフェの場合は遠慮なく好きを発揮できるし、実際そこにこだわるほど喜んでもらえました。

じゃあ、なんで僕がデザインの仕事をしてるのかというと、「デザインが好き」の前に、そもそもなんのために?を考えることやいたずらを仕掛けることが大好きだから(笑)


好きを活かすとうまくいく最大の理由とは

これはもう、飽きることなく続けられるからですね。

うまくいくかどうかは、うまくいくまでやり続けられるかどうかでもありますから。

ついついやっちゃうことだから努力も不要(他人からは努力に見えたとしても)。

極端な話、うまくいかなかったとしても好きなことやれたんだから諦めもつきますし(笑)

以上

僕の考える「好きを仕事に活かす」ということの本質的な意味が伝わったでしょうか?

それでも、自分の好きを活かす方法がわからないとか、そもそも自分がなにを好きなのかはっきりしないという方はメルマガを読んでみてください。
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ではまた!

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