【投資】カブアンドの話

投資関係のブログ見かけるとやたら胡散臭く感じるのはなんでなんでしょうね。不思議。

カブアンドの前身にあたるMZDAOに参加した事があったので、その辺の視点から思うことをつらつらと。

まとめは最後尾なので、結果だけ教えろという方はそちらにどうぞ。

■カブアンド
お金配りで有名な方が始めるサービスらしいです。電気代やスマホなどのサービスをカブアンドが提供するサービスに乗り換えることで、ポイント還元のような形で株と交換できる券が配布される…ような仕組みを持った会社。
MZさんが一生懸命説明されている最中ですので、概要などはそちらのtwitterなんかをチェックしたほうが正確でわかりやすいと思います。

■MZDAO
2022年あたりにスタートした団体で、月額500円の有料会員制。集まったみんなで事業はじめようぜ!というようなコンセプトだったはず。
現在募集停止になっていますが、当時は会員が20万人以上いまして、年商100億円を目指してアイデアを募集、その中からMZセレクトの優良案件をみんなでやろう!という流れでした。
うろ覚えなのでニュアンス間違えてたらごめんなさい。
現在は10万人くらいじゃないかな。外野からは確認不可なので推測ですが。


MZDAOでは事業への貢献度に応じて報酬が得られるようになっており、会員募集や宣伝、実働から会員継続日数まで、コミュニティメンバーの全ての貢献に報酬がつく!…予定だったのですが、メンバーから募集した案件がイマイチだったため、とりあえず繋ぎということで、MZ個人が案件を持ち込まれていたと記憶しています。

当時は意思統一が困難で、話し合いもまともに進行していないように見えました。
軍師が24万人もいればそうなるよねぇ…といった感じで、結果的にトップや貢献度の高い運営メンバー周辺が仕切るようになり(でないと話が進まない)、WEB3とはいえ中央集権的な権力構造がないとやりにくそうだなぁというのが当時の印象です。
やることがない時はお金配りじゃんけんなど、会員向けに色々なイベントを企画されていました。
起業に興味を持って参加した手前、これは何か始まるまで時間かかりそうだなーと感じたのと、進展を待つより個人で何かしら始めたほうが儲かると思ったので退会を決意。
たった数ヶ月で会員を脱退し、今月になるまですっかり忘れていたのでありました。


ちなみに加入してよかったと思える体験もきちんとあります。

・ギネス記録の証明書

本物。

オンライン会議の規模をギネスに申請する際、希望する会議参加メンバーのぶんも申請するよ!との呼びかけに応じて頂いたもの。

・起業の流れがよくわかった
コミュニティには仕事の興し方を説明するメルマガのような側面があり、プロセスや取捨選択の理由や経緯が定期的に発信されるので、それはとても面白かったです。
運営チームだけで進めれば、もっと早い段階でカブアンドもスタート出来てたんじゃないかなーと思うくらいにはスピード感あった。
やっぱり頭いいんですよね。仕事デキる人の話聞いてると刺激がたくさん得られるあの感覚。

というわけで、退会はしたものの後悔はしていません。念の為。


■勧誘メールが届く

そんなある日、カブアンドに名前を変えるから復帰しないかメールが届きます。

・MZDAOメンバーと共に作り上げた構想や事業が遂にスタートします
・以前メンバーが持っていたコミュニティ貢献度ポイントが株と交換できます


といった内容。

MZDAOでは売上100億を達成する手段として、メンバーの消費に着目した事がありました。電気ガス水道などの消費行動をMZDAOのサービスで提供すれば到達するよね?といった話をしていたはずなので、カブアンドもその延長線上にあるサービスなんじゃないかな。MZDAOは私が抜けた後も続いており、カブアンドとして生まれ変わったと。
株式配れないかなーみたいな話も当時からあったので、ついにサービススタートということは準備もある程度終わって見通しもだいたい固まっているのでしょう。上手くいくといいなぁと思います。

■事業内容
MZDAOで話し合われていた大筋をほぼほぼ踏襲している印象です。
20万人からアイデアを募集し、

①全員参加で
②売上100億円の新事業を始めよう

というMZDAOで目指していた目標を達成するために選ばれた事業が今回の6サービスということなんだろうと思います。
実はカブアンドではビジネスの内容はなんでも良く、貢献度に応じて未公開株が貰えるサービスって感じですかね。

なので株クラや投資サロン界隈の評論はちょっとズレているものが少なくないような気がしています。サービス提供者は大手ですし、そもそも株を購入していないため投資もしていなければ損もせず。
他社ならポイントもらえてたのに!なんか損した気分だわ!といった事態はあるかもですが。

※筆者はこの事業めっちゃ応援してるぜ派なのでバイアスにご注意ください。話半分でどうぞ。

市場調査や売上予測、法的な諸問題の検討などは2年前も行っていましたので、その辺の野生のコンサルが思い付くような諸問題もほぼほぼ想定済みと予想。

となると、世間は成長できないと思っているのだけれど、MZは成長できると思っていると。

会員数が売上と比例する仕組みなので、消費者がサービスを選ぶ時に、株式の譲渡というメリットがどれだけ支持されるのかが成長に影響しそうです。

上手く成長出来ないケースとしては、上場できなかった時や、MZが突然月で暮らすとか言い出して月面に引っ越してしまった場合などでしょうか。
ほなもうええわ!ってな時に、他社サービスへの切り替えがスムーズかどうかも重要なチェックポイントかも知れません。

利益配分も原資は株主の消費ですから、タダ株ゲットで大儲けだぜ!というのはなかなか難しいのではないかと思います。

サービス参加者に株式を配り続けるとそのぶん権利も希薄化していくはず…なのですが、ユーザーが増えると売上も増えますので、どうなるんだろう。うむむ。

この先は他の事業にも進出していくはずですが、事業説明の動画を見ていると金融関係をとても意識されいるようなので、証券サービスなんかはあるかも知れません。

年間売上を100億にするには毎月8.4億円くらいの売上が必要なのですが、10万人が毎月1万円使えば10億あるので案外簡単に到達するのかもしれない。


年商100億円達成!
君も年商100億円企業の株主にならないか!?

なかなか強力なキャッチコピーになりそうです。

ポイントサービスや配当を行わずに株価で還元、ということであれば同業他社より財政が健全だったりするのだろうか。わからん。

Amazonや楽天みたいなECモール事業は当面なさそうです。調べたけど物流網構築するのがムズいみたいな理由で、MZDAOの時に一度流れていたはず。


■まとめ
カブアンドの方向としては、最終的に万物のカブアンド化に取り組むんじゃないかなーと予想しています。ありとあらゆる商品とサービスがカブアンドを通す事によって株式がもらえるサービスに変換される…というストーリーは、すごくMZぽい気がする。ワクワクするかどうかに凄くこだわられていたようですし、カブアンド、のネーミングもそんな感じ。

個人的には国産SNSのサービス始めてくれないかなーと

強く!

とても強く!!

心の底から!!!!

思っているので、そんな日が来たら是非参加したいなぁと思っています。
よくわからないもの、説明できないものには手を出さない主義なので今回はスルー…

の予定だったのですが、スマホが必要になって参加してみました。ああ風見鶏。

MZさんがユーザーフレンドリーなのは昔も今も変わっていないと思うので、今回のカブアンドにおいては

・持ち株の上場
・最前線を走るビジネスマンのお仕事
・一般公開されていない情報
・起業とは何か

などに興味がある方にはオススメできるのではないでしょうか。個人的には儲からないと思っているので金儲け目的でのエントリーはオススメしませんが、とりあえず他に例を見ないような体験に期待。

あとMZDAOが解散してカブアンドになったようです。編集修正。

そんな感じ。

投資は自己責任の世界です。このような胡散臭いブログではなく、しっかりした人の発信をよく吟味し、余剰資金で行うようにしてください。
上場がうまくいかなかったので株式が売却できないなど、計画が下振れするリスクがあります。


おわり。

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