【MTG】Artist meet up in なんばレポのようなもの@サイン会準備とか
東京MTGというカードショップが秋葉原にあるのですが、カードイラストレーターさんのアートやグッズの販売に力を入れておられます。
いつもは関東の方で定期的にイベントを開催されていたのですが、このたび大阪での出張イベントが行われました。
私は西日本住みなので、イベント会場への移動費用は東京の半分以下。
もう行くしかないだろこれは!
ということでチケットを予約、無事参加してきました。東京MTGさんのイベント参加は初めてで、要領を得ない事もいくつかあったのですが、書き留めておくことで誰かの役に立つことがあるかも知れない。
ないかも知れないが。
■参加権
東京MTGさんはtwitterやYoutubeで情報を発信されています。
YouTubeではオンライン通販も行われており、動画内で商品と共に告知されるA-1などの番号を、公式ホームページのオンラインブース専用物販ページで購入すると商品が届く仕組みになっています。
おつまみ開封という購入したパックを剥いてくれるサービスもあります。
購入したパックから出たカードは後日届きます。
公式ホームページでもカードやアート、グッズの販売が行われております。
オンライン回りは大体そんな感じ。
■今回のイベント
4名のアーティストさんが来られるということで、Livepocketというサイトでチケットの事前販売が行われました。
東京MTGさんのtwitterやYouTubeチャンネルでチケット販売開始日時が告知され、定時になったらヨーイドンの完全先着。
Artistmeetupはまだスタートしたばかりの企画のようで、少し難解だったお品書きのUIなどは今後改善されていくそうです。
■チケット
・サインがもらえる券
・AP買える券
・スケッチしてもらえる券
などがあり、お値段数千円から数万円までピンキリ。
・サイン
カード表面へのサイン。
単色の「シングルサイン」
2色を使って文字に影を入れる「シャドウサイン」
などがあり、シャドウサインはMTG界隈の流行りスタイルらしい。
サインは七色のものもあれば印鑑もあったりで、わりと自由。MTGは海外のカードゲームであることもあり、「唯一性の証明」としてのサイン文化なんだろうと思います。
MTG界隈ではイラストをアートとして捉える向きが強いようで、カード販売元のWizardsもクリエイターへのリスペクト強め。
アーティストによる商品へのサインやイラストの販売は、日本のコンテンツだと考えられないサービスですね。
美術館に行くと展示されている絵画にはサインが入っていますが、あんな感じ。
・AP
アーティストプルーフの事で、裏面がブランクカードになっている見本紙の総称です。Wizardsから担当アーティストさんに贈られるもの。
アーティストさんは販売も可能なので、裏面にイラストを描いたりサインを描いたりと使い方はさまざま。
・スケッチ
簡単なイラスト。複雑なイラストもある。
・拡張アート
カードイラストに追加するタイプのシンプルな加筆。
会場ではではクオリティの高いイラストが一発書きで次々と量産されておりました。
プロすげえ…
■カード
無事チケットを購入できれば、次はサインしてもらうカードを手配する必要があります。
APなどカード付きのチケットもありましたが、「サインチケット」はカードを自前で用意しなければなりません。
晴れる屋、BIGMAGIC、シングルスターなどの品揃えが強い大手通販サイトの他、東京MTGとかヤフショや楽天市場の通販対応ショップも結構安いです。
地元にカードショップがあれば、そちらから購入するのもおすすめです。事情を説明すれば色々相談に乗ってくれると思います。ネット販売手数料がかからないぶん店頭の方が安かったりする。
メルカリやヤフオクは安いことには安いのですが、偽造カードが流通していたり、画像からわかりにくいダメージがあったり、発送が茶封筒のみというパンツ1枚発送がマジで実在するため、高額なカードはあまりオススメしません。
■MTGのカード種類
・日本産、外国産
印刷の色合いが異なります。日本産が淡く、外国産は濃い事が多いです。
・foil
光沢加工のこと。昔はとっても珍しかったのですが、最近は全foil確定商品などがあるためどいつもこいつもギンギラギンです。
こちらも日本産と外国産で輝き方が異なり、日本産は薄く、外国産は濃い印象。おそらくインクや印刷設備の違い。
光り方にかなりのバリエーションがあり、フラクチャーだのオイルスリックだのテクスチャーだのマナフォイルだの、ええい覚えきれるか!と思わず悪態をついてしまうほど。
レアカード以上は中央にキラキラした丸いホロが入ります。
Foilカードは★マークの記号がつきます。ノンフォイルなどの通常カードは、その表記が・になってます。
製造国による色合いの違いは背面も違うので、ある程度識別できたりします。
青が強い方が国産なのですが、色褪せなどによって判別が難しくなったりするので過信は禁物。
あとは状態によって値段が細分化されており、折れてたり汚れてたりすると安いです。
言語もさまざまなので、どのカードにサインを貰うかは完全に好みだろうと思います。最近のカードだと高いものではフォイル(特別仕様)で10万円近くするため、それを4枚集めたら40万円です。
ノンフォイルとかで安い方のグレードだと4万円しないんじゃないかな。
個人的にはノーマルカードの発色が一番キレイだと思うので(アーティストの想定しているカラーに一番近い)、ノーマルカードにサイン貰う事が結構ある。
・MTGのカード排出先
プロモカード…店舗や大会の特典
Secretlair…受注生産カード
ドラフトブースター…以前売られてたドラフト用セット
セットブースター…以前売られてたバランスの良いとされるセット(Wizards比)
プレイブースター…統合された現行セット
コレクターブースター…Foilカードがギッシリの高級セット
ほか多数
セット×言語×製造国×状態×foilの数だけ同じ効果で状態の異なるカードが存在します。
以前はロシア語もあったのですが、政治的なアレで今は作ってないとかなんとか。
絵違いとか○○○仕様とか呼び方がたくさんある
特殊仕様はコレブにだけ入ってる場合も
枠を取っ払ったもの。オリジナルイラストからの切り取り具合が違う感じ。
全面イラストもある。こういう絶望力の高い構図好き。
時々サイン入り(箔押し)のものがある。
セットブースターやプレイブースターのおまけ枠だったはず?
■保管
カードにサインをもらうと、生乾きのまま席を立つ事になるので保管方法が重要になってきます。
100均などで売られている指輪ケースがカード立てに丁度よいので人気です。
塗料がダマになっていると乾くまでに10分以上かかったりするため、サイン貰ってそのまま持ち運べるような道具があるといい感じ。
■灯争大戦
2019年あたりのセットなのですが、カードのインクを弾く力が非常に強く、ほとんどのペンが使い物になりません。
MTGのカードに消しゴムをかけることでインクの乗りが良くなるため、消しゴムかけは必須の下処理になっています。
事前に消しゴムをかけてもちこむと当日とてもスムーズ。
灯争大戦のカードは消しゴムすら効果がないため、黒など確実に描ける色が指定されている場合も。
ほとんどの水性ペンが無効という凄まじいプロテクション。一体何が塗られているんだ…
塗装用のシーラー塗ればええんか?
■保管
スリーブ+ローダー+バインダーという組み合わせが一般的なんだろうと思います
最近のお気に入りはこんな感じ。
ピッタリ系ではプロフィットというスリーブがウルトラプロから出ており、スリーブ外さないと入んねぇんだヮ!みたいな状況が解決できたりしたのでオススメ。
ピッタリ系スリーブはやのまんからも出ていますが、こちらはギチギチなのでカードが反る事が多かった。
どちらにせよピッタリ系は出し入れに向かないので、サインやカードへの負担を考えるとゆったりスリーブの方がいいんじゃないかと思います。
ただ今度はゆったりしすぎたスリーブだとローダーやバインダーに入らなかったりするので面倒くさい。
■いざサイン
プロの先生方は特殊な訓練を受けているので、ほとんどの場合は話しかけても大丈夫です。慣れてない先生もいたりするけど。
スケッチなどはお任せよりもある程度イメージを固めていた方がスムーズなので、サインのタイプやスケッチのデザインはあらかじめ決めておくと吉。
それらを付箋にメモしてカードを渡す人も見られました。これなら先生も迷わないし忘れても随時確認できますね。なるほど。
アーティストと直接会話できる時間なので、横から会話に割り込むのは控えめに。私は全然気にしないのですが、愚痴ってる人を見かけました。なんばではテーブルが横に広く、隣から会話に参加しやすかったようです。
あと前の人が先生にイラストを描いてもらっているとして、うっかり足をテーブルにぶつけようものなら10万円級のカードだと冗談抜きで本当に殺されかねません。気をつける必要がありそうです。アーティストと順番が来た参加者でテーブル独占できるようレイアウト変更したほうがいいんじゃないかな。
お喋りはお礼やここ好きを伝えつつ、リスペクトさえ忘れなければ何でもいいと思われます。
■日記とか
会場は入り口が少しわかり辛かったですが、控えめな張り紙がしてありました。
会場内のポップも小さかったので、大きなプリンターがないのかも知れない。
場内撮影禁止のため中の画像はありません。
外階段に列を形成、並びは70人程度だったと思います。
7Fの会場は右手に物販と買取スペース、左手に先生方が並びサイン会といった配置。
謎のBGMが流れる中、特に大きなトラブルもなく進行していたようでした。
サインチケットは30枚程度のようで、最初の並びは15人程度+整理券が最大15番程度といった感じ。
アーティストの皆さんもスタッフの皆さんも11時から19時までぶっ続けでお仕事というかなりの長丁場になっていたようでした。
昼休みと15時、17時の小休憩があると良かったのではないかと思います。サインもらう側もみんな心配してました。
トイレも待機列の真後ろなので、女性の方は入りづらかったんじゃないかな。会場は男性で埋め尽くされていましたし。
物販コーナーではアーティストさんの画集やオリジナルトークンの販売、サインやAPの販売、最新セットファウンデーションのパック販売、Magicconのグッズ販売などが行われていました。
神河大好き人間なので満足度高かった。
アーティストさんによっては持ち込み物販も。
そんな感じ
カラーを選べる事も多いですが、明るい色のサイン+暗い色のシャドウが間違いない感じです。背景に溶け込んで視認性悪かったりするので、適当な指定は避けた方がいいはず。
レインボーとかアーティストさんによってスキルが様々ですが、XやBlueskyをフォローしておくと時々紹介されていたりします。
あとで加筆修正するかもしないかも