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#36【ゲスト回】社会を変えるミッションに向き合う人がバリューを語り、つながる理由〜松川倫子さん

こんにちは。
今年最後の配信は、前回に引き続き松川倫子さんをお迎えした後編です。

概要

ニューヨーク在住の松川倫子さん(以下、ともこさん)。

前回は様々な業界や領域を横断する彼女のキャリア、それと並行したライフの流れについて伺いました。
ともこさんの、その時自分にとって大事なこと、と向き合い選んできた柔らかな、でも根がしっかり張っているお話しでした。

今回は「『おもしろNPOライフ 人と組織と社会、葛藤と可能性の狭間に』というタイトルを聞いて想うことはありますか?」ととってもざっくりな問いから始めてみました。

そんなざーっくりな問いにもご経験と鋭い視点からコメントを出してくれるともこさん。
Acumen* という世界の社会起業家をサポートする組織に属して社会起業家の学びや自己管理のサポート、更にアメリカの大学院で人材育成について学ばれている経験から多くのことを教えていただきました。
私たち3人はそんな話におんぶに抱っこで聞き入ってしまいました。

多くのキーワードが盛りだくさんなので解説と参照リンクをnoteに整理しました。ぜひご確認ください!

・人が大事なソーシャルセクター
・一人ひとりが会社の代表、という意識
・いつ、どんな場面でも可能性が開かれる生き方
・バリューを語る機会をいかに日常に自然に取り入れるか
・走り続けている人が一旦走るのを止めてもいい仕組み、環境創り
・自分に必要な時間を投資する意識と仕組みとしてのフェローシップ
・日常のミッションから少し離れて人間の理解や社会のシステムについて考えること
・トレーニングやフェローシップ** への参画の主語は個人であることが多い
・自分のリーダーシップを育てることが自然になる環境や仕組み
・個人が生活の中で感じたこと、考えたことを業務やチーム運営に繋げるとは+その具体事例
・意見や考えの衝突はあるもの
・勇気ある対話(Courageous Conversations)
*** が賞賛されること
組織やチームの中では権力と影響力(power influence)****を意識して対話することも大事なこと

今回ポッドキャストからの抜粋

参照:
Acumen/アキュメン
http://acumen.org/

ACUMEN(アキュメン)は、2001年にジャクリーン・ノヴォグラッツ氏が設立した非営利のベンチャーキャピタルです。2010年に出版されたブルー・セーター――引き裂かれた世界をつなぐ起業家たちの物語 という本で知っている方も多いかもしれません。
アキュメンは「事業・リーダー・思想の普及への投資を通じて貧困問題への取り組みを変える」というミッションを掲げ、寄付金をベースとした「忍耐強い資本(Patient Capital)」の社会的企業への投資に取り組んでいる多国籍NPO法人です。具体的には東・西アフリカ諸国、パキスタン、インド、ラテンアメリカ諸国、アメリカ合衆国において、貧困問題の解決を図る革新的なビジネスに対して、投資と投資後のビジネスサポートを行っています。

https://education-career.jp/magazine/data-report/2016/acumen/

フェローシッププログラム/fellowship program
自らの目的を探求し、仕事やそれを超えて社会や環境に大きな影響を与える方法を理解しようとしている個人のためのプログラム

複雑で長期的な課題の解決にはセクター、世代、国を超えた、たくさんの人財の存在と、その人たちにとって有益となる、または考え方を広げるきっかけとなるツール・知識・ネットワークを共有することを目指しています。

アキュメンでは、ベンチャーキャピタルとして革新的なビジネスに投資することを続けてきた過程で、大きなミッションを抱えた組織、個人や連携する様々なセクターの協働と人財育成なしでは貧困解決の取り組みを世界規模で加速することは難しいと考えたことから、ラーニングプログラムを始めました。
ーーー

昨年末に発行した記事にその経緯が書かれていますが、現在(2015年時点)アキュメンの提供するMOOCは170か国以上、合計20万以上もの参加者がおり、ソーシャル分野において世界最大規模となっています。受講者はビジネスプロフェッショナル、政府の役人、NGO/NPOや財団の関係者、教員、学生など多岐に渡っており、かれらがアキュメンの提供するコースで学び、自分の所属する組織におけるイノベーションを前に進めていったり、自ら事業を立ち上げたり、貧困問題にとどまらない、様々な社会的課題に取り組む仲間を増やしたり、取り組みを大きくしたり、と様々な形でコースの中身を利活用してくれています。(参考:具体的な受講生の事例「5 Students Who Inspired Us in 2015」

https://education-career.jp/magazine/data-report/2016/acumen/

勇気ある対話/Courageous conversations 

権力と影響力/Power and Influence

【ゲスト】松川倫子さん
2013年よりニューヨーク在住。大人の学びの機会をデザインする・提供する、転機の前後や渦中にある人を伴走する、といったことに関わっている。大企業、中小企業・スタートアップ、NPO での勤務経験や、日本企業・米国企業での勤務経験、社会人としての休職留学や働きながらの学生生活、母親業とのバランスなど、色々な視点で物事を考えさせられる機会に事欠かず。一番長く身につけている肩書きはインストラクショナル・デザイナー。たまにコーチ。

<参考>
個人ウェブサイト
https://www.tomokomatsukawa.com/

ポッドキャストのひとつ「まなびのはなし」

◆編集後記◆

ばんばん
「acumenの松川さん」として、2016年にニューヨークでお会いして以来でしたが、松川さん自身のライフ・ジャーニーを聞けて、もっとお聞きしたい、何かご一緒したい!と思いました。

かず
文章読んだときはキレッキレの分析眼と的確な言葉を使いこなすすごい人インパクトを感じてましたが、実際にお会いして話してみると、暖かみを感じさせてくれるお人柄で、人生のめぐり合わせを楽しむ旅人!って感じがしました!

カッキー
まだまだ話が尽きない・・・。日本のソーシャルセクターでももっと取り組めることがたくさんあると感じさせられました!

【話しているひと】ともこさん/Kakky/ばんばん/かず 応援メッセージ、感想をお寄せください!⁠


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