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最初は謝ってばかりだった女の子が、超ポジティブシンキングに変身した話

PROFILE
小島舞香さん
短大時代、家族と結に行き食事をした際、店内の楽しそうな雰囲気に惹かれアルバイトに応募
卒業後は、別の仕事をいくつか経験。2023年、結の正社員として入社

今、私は焼肉結(以下:結)で働くアルバイトの子たちに対して「大丈夫!何かあったらカバーするし、好きなようにやっておいで」と言っています。

私のことは、元々前向きで、ガンガン進んでいくタイプだと思われているかもしれません。

先日、私が短大時代に結でアルバイトを始めた頃の日報を読み返す機会がありました。自分でも何を書いていたのか覚えていない状態で、開いてみると、最初の頃のページには「今日は、たくさんのミスすいませんでした」「何かややこしくしてしまって、すいませんでした」と、とにかく「すいませんでした」のオンパレード!

当時は、営業が終わってからすぐに日報を書いていました。営業中の失敗を最後まで引きずり、そのままのテンションで書いたんだと思います。自分がこんなに謝っていたことにびっくりです。

日報を読み返して、一番印象に残っている浩平さん(※焼肉結オーナー)の言葉は、『人生は、ウェルカムトラブル』。浩平さんが店舗にいない日は、もし何か起きたらどうしようって不安に感じることもありました。

他の経営者の人なら、自分の不在時はとにかく心配で「こんなトラブルだけは起こさないで」「ここだけはしっかりして」とたくさん注意をしてから、店舗を離れていたと思います。でも、浩平さんは「トラブルも事件も起こるもの。でも、それさえも楽しんで!」と言ってくれました。

学校を卒業して、社会人として経験を重ねた今だからこそ、経営者としての器の大きさや責任を取る覚悟など、浩平さんのすごさがより理解できます。

ー他の職場で“自分”が出せずに、キャパオーバー。
そして再び結へ。

短大卒業と同時に、結のアルバイトも卒業。社会人になり、いくつかの職種を経験しましたが、本来の自分を出すことができず、キャパオーバーに。そして仕事に行けない時期がありました。

そこで思い出したのは、「結では自分が出せた」ということ。

結では、浩平さんが中心となり、ポジティブな波長がみんなに広がっていました。「やってみよう」「失敗しても大丈夫」といった環境と、失敗が許される、受け入れられる空気感がありました。

失敗に対しても「今は、まだまだ失敗しながら覚える時期」と言ってくれたり、何からやればいいかわからず困っていたら、優先順位の大切さを考える機会をもらったり。日報を読み返すと、当時の思い出がよみがえります。

今は、社員として結に戻ってきました。もちろん、昔の結と今の結では変わった点もいくつかあります。店舗も移転し、個室もできました。店も広くなり、働く人の数も増えています。にぎやかになった一方で、社員とアルバイトの間に壁のようなものを感じることがありました。

昔は、浩平さんに対して、経営者や社長というイメージがまったくなく、良くも悪くも「全員スタッフ!全員対等!」でした。年の差も力の差も気にせずに、みんなが思ったことを話して、なかには浩平さんと喧嘩(!)する子もいたぐらいです。

でも、今のアルバイトの子たちから見た浩平さんは、私の学生時代の距離感と比べると、ちょっと遠い存在なのかもしれません。お互いの立場を尊重しながら自由に発言し、働く人みんなが一体となって結の店舗を作り上げていたあの「ファミリー感」の雰囲気が、今はきっと味わいにくいはず。それは、ちょっともったいない気がします。

だからこそ、私が浩平さんや他の社員さんと、アルバイトの子たちとの間のポジションに入り、間を取り持とうと決めました。目指しているのは、結の『お母さん』のような立ち位置です。ファミリー感をつくれるようなマネジメントを行い、関係性を作っていきたいです。

ー失敗は怖いもの?いや、実は結構なんとかなるよって昔の私に伝えたい。


今のアルバイトの子たちと接するなかで特に感じるのは「失敗に対してすごく恐れている」ということ。失敗したあと、隣で見ていてもわかるくらいテンションが下がり、もう1回失敗するというケースもあります。

私も、何回も失敗を繰り返してきました。忙しい時に限って、普段はしない小さなミスをしてしまったこともあります。小さなミスだからこそ、余計に凹むんです。でも、周りの人が声をかけてフォローしてくれて、感謝して立ち直る。そして、次は自分がフォローする側に回る。結には、その繰り返しを経験できる環境があります。だからこそ「失敗しても大丈夫」だと伝えたいです。

何ひとつ失敗せずに、すべてがうまくいくなんてことはないでしょう。「失敗したから、なんか今日面白かったな」「失敗したから成長した」と思ってくれたらいいなって。

結では、営業前に情報共有やひとつのテーマについて話し合う「ブリーフィング」を行っています。先日は、失敗したときの気持ちの切り替え方について、1人ずつ発表してもらいました。

「その瞬間は忘れる」「一旦失敗は横に置いて、家に帰ってから反省します」「もう二度とその失敗をしないと決めたうえで、今回は仕方ないと思って切り替える」など、みんなそれぞれ、いろいろな切り替え方を持っていたんです。

そのとき、最後に私が話したのは「人生なんとかなるし、死にはしないから大丈夫」ということ。現在の結の店長にも「さすがのポジティブシンキングやな」と言われました。

自分でも「すいませんでした」と連発していた頃とは別人だと思います。謝ってばかりだった私が、こんなに変われたのは、結でアルバイトを経験し、研修に取り組み、日々、仲間と働いたおかげです!


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「社会は案外、オモシロイ。」って?

生きづらさが語られることが、まぁまぁある近頃。
だけど、やっぱり社会はオモシロイことでも溢れていると思う。
そんな風に思える場所やオトナたちがいることを案外、知らないだけかもしれない。そう、知ればいいだけ。
仲間と機会があれば思うように生きることは実現したりする。
ー社会は案外、オモシロイ。ー
私たちは「社会をオモシロく生きるオトナの記事制作」や「オモシロく生きるためのきっかけになるイベントの企画・運営」を通して社会に出ることや仕事をすることにワウワクする学生や若者で溢れる未来を見たい。

企画運営
株式会社アイニョ
しがとせかい株式会社
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