夢を叶える方法はひとつじゃない。|【社内起業】という選択肢の話
焼肉結(以下:結)のコンセプトは「夢をかなえるレストラン」。
僕が叶えた夢は「自分の店を持つこと」でした。2023年10月15日、念願の自分の店「近江牛割烹むすひ」をオープンし、初めて夫婦で一緒に働いています。
「結」入社の経緯、そして夢の実現に大きく近づいた「社内起業」についてお伝えします。
「作業」ではなく「料理」がしたい
料理の世界は、やる気重視で学歴不問です。僕も焼鳥店のアルバイトから店長へ、そしてお世話になった方から誘いを受けて、和食の世界へと入りました。
結婚を機に、別の仕事に就こうとしたこともありますが、正直ピンと来ませんでした。やっぱり僕は料理が好きだと思うと同時に、不規則な勤務形態から家族と過ごす時間をつくるむずかしさに直面。
2人目の子どもが生まれるタイミングで、病院の給食をつくる仕事に転職しました。時間の余裕は生まれましたが、レシピを作るのは栄養士さんです。栄養学の観点とおいしさの観点を兼ね備えることはむずかしく、僕は「作業」ではなく「料理」がしたいと、再び和食の世界に戻りました。そして、中島さん(焼肉結オーナー)と出会い、結に入社します。
ぼんやりとした夢を具現化した「社内起業」の言葉
中島さんは「ずっと同じポジションにいると、仕事がマンネリ化して、見える世界が小さくなってしまう。だから、アルバイトでもポジションを変えている。社員も6年をひとつの周期として、自分が希望する分野のチャレンジを後押ししたい」という考え方の持ち主です。
僕も入社時点から「ゆくゆくは、自分の店を持ちたい」と考えていました。ただ、この時点での夢は、あくまでぼんやりとしたもの。言葉に出して、実際に入社し働くなかで「社内起業」の方法と出会い、イメージが具体化。最後、中島さんからの後押しにより、一歩を踏み出すことができました。
起業には、0から1をつくる作業が必要不可欠です。これまでの仕事は、10を100や200にするものばかり。新しいチャレンジは、楽しくもあり大変でもありました。
「修行」で見えた、自分を深く掘り下げる大切さ
自分の思いを言葉にするため、僕は中小企業診断士の方との面談の時間を設け、自分自身とひたすら向き合いました。「何がしたい?」「どんなお客さんに来てほしい?」と、思いをひとつずつ噛み砕いて、自分を深掘りする作業が続きました。
面談の日は、スケジュール帳に「修行」と書いていたくらい、とにかくしんどかった。でも、どんどん突っ込んで質問されないと、自分の奥底にある本心は出てきません。自分と向き合いつつ、同時進行で設計士さんと実店舗の内装も決めなければいけない。ハードでしたが、とても重要な時間でした。
「修行」を経て、内装やコンセプトは、大きく変化しました。例えば、4月という時期、季節感、食材、生産者の方、すべてをお客さんに知ってもらうことで、より楽しくお食事してもらえるんじゃないか。そして、自分も楽しく働けるんじゃないか。これは「修行」の時間があったからこそ、見つけられた自分の本心です。
自分と向き合い、周りの力を借りて「叶えた夢」
「結」には、僕が活用した社内起業制度をはじめ、自分の夢を叶えるためのサポートやアドバイスがあります。自分の夢を叶えたいからと今の生活や暮らしを捨て、1人で孤独に取り組む必要はありません。社員として働きながら、自分の夢を叶えるためのヒントを探していく。「結」は、そんな働き方ができる会社です。
僕も、まだ夢のスタートラインに立ったばかりです。でも中島さんをはじめ、いろいろな方の力を借りて「むすひ」を立ち上げたからこそ、妻と一緒に仕事ができました。新しく出会えた生産者さんやお客さんも大勢います。
これからは、お店の基礎を固め、守山のイベントに協力したり、生産者の方を含めいろいろな方とのつながりを増やしたりして、より大きな夢の「円」を描きたいです。
あなたの夢は何ですか?ぜひ「結」で聞かせてください。
↗YOUTUBEはこちらーーーーーーーーーーーーーーーー↙
「社会は案外、オモシロイ。」って?
↗一緒に仕事してみたい?ーーーーーーーーーーーーーーーー↙
夢を叶えるレストラン
https://company.yakiniku-musubi.com/