第9回は龍海院で賑やかに
こんにちは、事務局の石川です。
9月20日に開催された第9回のおもろい会は、東岡崎南口すぐの龍海院様のご協力により開催されました。
普段、お寺に行く習慣の無い自分的には、境内に足を踏み入れるだけで、厳かというは、自分が入ってもいい場所なんだろうかと思えるほど、非日常な景色と空気感を感じました。
会場内は、いい意味でいつもの雑多な感じでの賑わいがありました。
冒頭に、セブ島帰りの秋元さんから、改めて「おもろい会とは?」の説明がありました。
「おもろい会は、みなさんの普段のお仕事や活動で、絶対に会うことのない全く役に立たない人と人が交流する会です。しかし、世の中に新しい価値を創造するイノベーションは、こうした一見無関係に思えるものが新結合することで生み出されるものです。今日は是非全く役に立たなそうな人と是非お話をしてください。」
さとうけん様(モールドモデル)
最初のピッチは、隣の隣の県である山梨県から来ていただいたさとうさんです。さとうさんの会社は山梨県都留市にある石膏鋳造の会社です。主に試作部品をつくるために、石膏で型をつくりそこに、溶けた金属を流し込み成形する製法です。しかし、この製法では製品を取り出す時に、型となる石膏を破壊しなければならず、その石膏は産業廃棄物として処分しなければならないのです。さとうさんは、この廃棄する石膏をアップサイクルさせることができないかにチャレンジし、チョークに生まれ変わらせることに成功しました。しかし、そこからどうすればいいのか?という話でした。
誰もが一度は、手にしたことのあるチョークという題材や、都留市の人口の1割位が大学生であるという特殊な地理的要件もあり、会場のディスカッションは、非常に盛り上がりました。
有限会社モールドモデル
山梨県都留市法能宮代1087-3
北川葵様(ハピネス助産院)
二人目のピッチは、元々総合病院で助産師を経て、幸田町に助産院を開院した北川さんのお話です。
助産師と聞くと、出産と分娩の前後のケアをする施設のように感じていた方は私だけではないと思います。しかし、助産院というのは、思春期から更年期まで幅広い世代に対するケアをする施設とのことです。
病院での出産と異なり、妊娠中から同じ助産師が対応することで、信頼関係の中でお産をすることが出来たり、上のお子さんや家族の立ち合いも可能といったメリットがあります。一方で医師がいないため、正常な妊婦さんや新生児しか扱えない等のデメリットもあります。
このように強い想いを持って開院した北川さんですが、出産の予約が来ないため経営困難に陥っている。どうやって認知度を上げて助産院での出産をする人を増やしていけるのか?というお話でした。
会場内には、助産師の方がいたり、ご親族が助産院で出産をされた方などもいて、それぞれのグループで全く違う話が出ているのは興味深かったですね。幸田町という人口の少なさをウィークポイントと捉えるのではなく、そ
の世代のママ全員を顔の見える関係になるという意見もありました。
ハピネス助産院
額田郡幸田町大字大草広野 76-1
初参加の方がたくさん来てくれました
そして、第2部の交流会へと流れたのですが、今回も初参加の方がたくさん来てくれました。元々新聞記者をやっていた220年続く呉服屋の若旦那、足湯の専門家、医療現場にスタートアップを持ち込むサウナ-、助産師の助教授などなど多くの方が、異質な要素を持ち込んでくれました。同質化しないことを理念に掲げるおもろい会としては、初参加の方が来てくれることが本当に感謝しかありません。
ただ、おじさん比率が高いのと経営者比率が高いので、女性の参加者や経営者出ない方の参加をお待ちしています。
次回は、11月22日に開催
次回のおもろい会は、11月22日(金)を予定しています。
時間と場所は、現在調整中です。
皆様の参加をお待ちしています。