どれだけのお金がブラックホールに…
今、私は、人生と家の断捨離励行中
一人ではできないので、
おうちコンシェルジュのお姉さんに
助けてもらいながらやっている
今日は家人の蔵書やCD/DVDを処分した
家人は「とりあえず取っておく」タイプの人間で
とにかく物が多い
たとえば、保存のキャパが10しかなかったら
一つ買ったら入らない分は捨てるとか
そもそも買わないようにすると思うけど
家人はキャパを強引に20に増やす人なのだ
(;^_^A
つまり、
置いたらいけない場所に置いていく
我が家は3SLDKで144平米
二人で住むには十分な広さだ
収納もいっぱいあるし、家人にもステキな書斎がある
自分のものは書斎に問題なく入るキャパがある
なのに、いつのまにか、
廊下の収納や、クローゼット代わりのサービスルームにも
家人のものがいっぱい置いてある
しかも、段ボールに入っていて
「これ絶対開けないし使わないでしょー!」と
突っ込みを入れたくなる形状になっている
「いや、いつか整理するから」
「ちょっと待ってて」
を信じて数年間、
永遠に整理されない荷物になった…(;^_^A
家人の書斎は「ブラックホール」と私が呼ぶほど
何かをなくすと永遠に見つからない闇の世界で
書斎だけでなく、
あちこちに広がったブラックホールを見るにつけ
「これ私が片付けるのか―」と
頭を悩ませていたのであった
このままでは今後、自分に何かあった時、
残された誰か(誰だろう?)に迷惑がかかってしまう
ということで、
今日は蔵書を処分させてもらった
本だけで2千冊、
良くわからない未使用の調理器具とか、
とにかくいろんなものを持って行ってもらった
買取金額は、「まぁ、こんなもんか」
というお値段だったけど、
持って行ってもらうだけで良しとする
買い取り業者さんも、
おうちコンシェルジュのお姉さんも
「家人さん、趣味のいい方だったんですね」
「頭のいい方だったんですね 難しい本がいっぱい」
と言っていた
確かにそうかも
けど、
現在の本人を知っている私からすれば
そんなの空しいだけ
で、つい考えちゃうのが
これだけ買うのに一体お金いくら使ったの?
事故に遭う前は
私たちはお財布はすべて別々で、
それぞれの担当の費用を出し合って暮らしていた
だから、
家人がいろいろ買っていても
「お金持ってるんだなー」
くらいにしか考えていなかった
こうやって見てみると
本当にもったいない…
あ、
「本なんかいつか読めるかもしれないのだから
取っておいてあげたらいいのに」
と思う方もいるかもしれません
が…
本人はもう活字に全く興味なし
読めることは読めるけど、
音読の練習しても中身が入ってきてない
(意味を理解できてない)感じ
退院当初は、フランダースの犬を音読して
「なんて悲しい物語なんだー!」って
号泣してたんですけどねぇ…