今日は棺の前で寝ずの番
明日は父の葬儀
今日は夕方から通夜(枕経)と納棺が行われました
私は父の顔を見てはジメジメと泣いていましたが
母は「全然涙なんか出ない!」と言っていた
でも、
納棺の儀で父が棺桶に入ると突然号泣し始めました
強がっていたけど、もう会えなくなるんだと
思ったら急に愛おしく思えたみたい
そうだよね、64年も一緒にいたんだもん
もうケンカをすることもできない
悲しくて寂しいね😿
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夕方、姉一家と外で食事をして
私と母だけが実家に戻り、
父の棺の前でしばらくおしゃべりをしました
父は眠っているような穏やかな顔で
何回見ても「お、帰ってたのか!」なんて
目を覚ますんじゃないかと
思ってしまうくらい健康的な顔色で
寝ているのです
死んでいるなんてとても思えない
死因は心臓が弱ったことによる老衰
苦しんだ様子はなく
前日の夕食もしっかりと食べて
何の問題もなく眠りについて
夜中の2時ごろ静かに息を引き取ったらしい
本当に眠るように天国に行ってしまった
誰にも迷惑をかけずに
なんと素晴らしい人生の仕舞い方なんだろう
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私は今、
父の棺の隣でこれを書いています
時々父の顔を見ながら
好奇心旺盛な父は
私が実家でPCをいじっていると
「それは今なにをやっているんだ?」
と私のパソコンをさわりたがって
いつも私に叱られていました
70代から私がPCを教えて
90歳にしてiPadが大好きな父でした
明日になったらもう父の姿を見ることが
出来なくなると思うと
そばを離れたくなくて
つい、父に話しかけてしまいます
不器用だったけど愛にあふれる人でした
ゆっくり休んでなんて言えない
「起きてよ、なにしてるの?」って
言いたくなっちゃう
あ、そうだ
明日の葬儀では喪主のあいさつをしなければ
いけないんだった
何を話すか考えないと