リハビリの先生を泣かせてしまった
家人は、4人の先生にリハビリを受けている
そのうち3人は民間の先生で、
残りの1名が介護保険のリハビリだ
介護保険のリハビリの先生は、
友人から「とてもいい先生で、
どんな人でも半年～1年あれば立たせられるんだって！」
という触れ込みだったので、
「ぜひお願いします！」と
来ていただいている
うちの先生の中では最も古株の先生だ
なのに、
1年経っても少しも良くなる気配がないので
「先生、
家人はいつになったら立てるんでしょう？」
と聞いてみた
すると
「この環境では無理ですね」
と即答された
「ええええ～！！！」
大ショック
そこから民間のリハビリに切り替えていった
毎月ちょっとしたOLさんの給料くらいの費用が
かかるけど、背に腹は代えられない！
と思ったのだ
ただ、
そこでもめきめきと回復しているわけではない
でも民間の先生は結果を出すことに注力しているから、
やっていることが私には理解しやすい
「ここを治すために、この部分を柔らかくしているんだな」
と、リハビリの意義は通じる
でも、介護保険の先生は
毎月のレポートも明らかにコピペしたもので
中身も同じ
やっている内容もやり方もマンネリだし
そのやり方でいいの？
というくらい、家人が泣き叫ぼうと乱暴に扱う
それでも回復してきているならいいのだけど
リハビリの効果が一向に感じられない
リハビリの後、
柵とか、装具とか
やりっぱなしで帰るのもちょっと嫌だった
そんなんで、私は結構不信感というか、
あきらめの境地になっていて
別の業者さんに変えたいと思ったのだけど
こちらの業者さんとは訪問看護師の契約もあるから
変えない方が良いとケアマネがいうので
我慢していた
一緒に参加していたリハビリの手伝いをするのもやめて
先生が来るときは私は席を外すようになった
そんなとき、この先生から
「民間のリハビリのS社さんがどんなリハビリを
しているのか、情報を提供してほしい」と
言われた
そこで私はプッツン来てしまい
「なぜ民間の企業が苦労して作ったメソッドを
提供しなければならないのでしょう？
それはおかしくないですか？」
先生は、
「産官連携で情報共有した方が良いと思うから」
という
民間の企業が連携したいと言っているならともかく、
それって先生が欲しいだけですよね？
先生だって、大学に行って学んだりしているのに
(そのときも事例としてたくさんの情報提供をして協力した)
毎月のレポートも、やっていることもいつも同じ
正直、こなし作業にしか見えないです
連携って、お互いメリットがなかったら
意味ないのではないでしょうか？
「このやり方が成果を出してきているので
産官連携で情報をシェアしましょう！」
というなら納得ですが、
成果が出ないから情報を提供してほしいって
私がこの企業の担当者なら納得できないですが
と、もはや何に私は怒っているんだ？！
というくらい、先生にキレてしまった
でも、私も限界だったのだ
痛がる家人を見ているのもかわいそうだし、
それで成果が出ない先生にこれ以上来てもらっても
(いくら人材不足でも)
もう無理！と思っていた
「私のパートナーは、高齢や病気ではなく
事故でこうなったんです
完全回復は無理でも、少しでも改善していくと
思ってお願いしています
でも、先生はそう思って取り組んでくださって
いるんですか？
他の高齢者の方と同じようにお考えなら
もうこれ以上お願いするのは無理です！」
先生はいろいろ弁解をしていたけど
何の成果も出ていないのは明白で、
ただのルーティンみたいになっていたのも事実なので
「確かにそういう点は否めないと思います
申し訳ありませんでした」
と詫びてくれた
そして、今日、改めて提案書を作ってきた
内容は満足がいく感じのものではなかったけど
でも、先生が一生懸命考えてきてくだったのは
伝わってきた
私はずっと黙って聞いていた
先生はがーっと一方的に説明をしていて、
急に文章の途中で言葉をとめた
「んっ？」と思って先生の顔を見たら
なんと号泣していた！(30代男性)
「本当に僕の力不足で
情けない気持ちでいっぱいです
怠けていたつもりはないですが
取りこぼしていたことはあったと思います
奥様に指摘されたこと
本当にその通りだと思いました
改めていきますので、
どうかこのプランでご検討ください」
うわっ！私、カスハラ？！
イジメていると思われたかしら
とドキドキしたけど、
でも、伝わって良かったと思う
家人の人生を総合的に考えられるのは私だけ
リハビリの先生もみんな、自分の仕事として
家人の人生の一部をみているだけ
でも、それでも回復させる！という同じ思いで
取り組んでもらえるかそうでないかは
大きな違いになるから、
私はこれからも戦おう！と思う
うるさい家族と思われてもいいのだ！ ( *´艸｀)
まぁ、本人のやる気が一番大事なんですけどね
(そこが問題)