延長して
木曜は午後休みなので、夕方の散歩がゆっくりできる。豆腐屋さんが売りに来る時間に犬と一緒に出て、そのままぷらぷら。
カメラは X-Pro3 にした。レンズは Touit 1.8/32 で。最近気に入っている組み合わせ。全然新しいレンズじゃない。
偽りの住民投票を実施し、無茶苦茶な徴兵をしているあの国はどうなってゆくんだろう。オレが目にする情報というか映像に偏りがあるんだろうけれど、あまりにひどい。
国外に脱出する人も多いけれど、それができるのは限られている。英語ができるくらいの教養があって、高額なチケットを購入できるとか賄賂を支払うことができるとか、そして国外に出て一定期間生活できるだけの貯えがある人に限られる。つまり、本来なら国を支える力も持つような人たち。
脱出できない若者たちは徴兵され、戦地に送り出される。すでにろくに訓練を受けることなく前線に送られているようだ。あまりに気の毒だ。
悲しむ家族の様子が映し出された映像を見ると、心が痛む。
ヒガンバナをこうして狂ったように撮ってるけれども、戦争のことが気になってしかたがない。別に知り合いがいるわけでもなんでもないんだけれど。
これまで自分には関係ないと思っていた戦争に、突然自分が兵士として参加しなければならなくなるとは。ありえない話だわ。
息子に召集令状が届くとか、想像もつかない。80年前は日本でもそうだったんだろうけれど。
ヒガンバナは80年前もこうしてきれいに咲いていたんだろうな。
平和がいちばんだ。ずっと平和に暮らしたい。隣の大国には頼むから侵略してこないでって思う。
旅行に来て爆買いしてってくれるのはそのうち戻ってくるだろうけど、それはいいと思う。
ほんとそこらへんあちこちでヒガンバナを見つけることができるようになった。こうしてのほほんと散歩できる日が続きますように。
夕方の光がいい感じだったので、一旦終了しかけた散歩を延長することにした。
こんないい光の中で撮らないなんてもったいない。
何となく、そう思った。
普段通らない道を通るもんである。ほら、あそこに咲いてる、なんてのがちょこちょこあるからね。
西の空が色づいて、辺り全体がオレンジっぽい光に包まれている。
お、ここにも紅白混じったのが咲いてる。
この先の公園に白いつぼみを見つけていたので、そこに向かった。
ほら、咲いてる。
光の量は少ないから開放縛りで。それでも手ブレ気にするくらい。F1.8 だからね。
逆光で撮りたくなるけれど、こういう光の時は順光もいいのよねえ。
さっきまで遊んでいた子どもたちが帰って行った。暗くなってきたからね。
といってもまだ6時になってない。日が暮れるのが早くなった。
戦地でもきっと夕焼けは美しいだろう。花も咲いてるはず。爆撃で吹き飛ばされた植物も多いだろうけど。
爆弾のせいで穀物の生育に悪影響があるようで、穀倉地帯を狙って爆撃してるとも聞く。頭おかしいとしか思えない。
併合したら占領地の若者も召集して、同胞同士で戦わせようとする動きもあるって、なんでそんなことまでやるねん。ほんまにひどい。ひどすぎる。
狂った独裁者のやることは非道通り越してるわ。
誰か止めてくれへんかなあ。
お、夕焼けめっちゃきれいやん。
これだけでも夕方散歩を延長した甲斐があったわ。
戦争は延長させずにとっとと終わってくださいよ。勝ち目ないんだから早く諦めてくれ。犠牲になるのは自国の若者なんだから。
せっかくいい夕方なのにねえ。でもつい情報見てしまうのよね。見なきゃいいのに。
あちこちで咲くヒガンバナ見つけたら狂ったようにシャッター切って
Carl Zeiss Touit 32mm F1.8 / FUJIFILM X-Pro3