抗えぬこと
水曜日はもっと降るかと思っていたけど降りはじめも遅く、降ったりやんだり。
なので仕事から帰って犬と一緒に散歩に出た。
散歩に出たらほどなくして降ってきた。まあそんなもんだ。天気だからな。
今、うちらへんではオオツルボがよく咲いている。
ボタンも咲いるけれども、今年見つけたピンクのボタンは今朝見たら一気に花びらが落ちていた。
夜のうちに降った雨のせいもあったようだ。
花が散るのは当たり前のことで抗えるものではない。
よく見ると山のフジが広範囲に咲いている。高い位置に紫が見えるとフジってすごいなあと思う。
あんなところまで伸びて咲くのかって。
自立できないフジはほかの木をつたって伸びる。
何かに絡まってこそ、美しく咲くことができる。垂れて咲く姿は唯一無二である。
白いツツジに模様が入ることがある。これがまた美しいと思う。
こういうのが起こりやすい株がある。
雨の中、たまたま見つけた。
四つ葉のクローバーもそうだけど、できやすい株があって、それを見つけてしまうと四つ葉が珍しくなくなる。
遺伝子なんよなあ。
遺伝子には抗えない。
今朝、うちの庭の隅にイソヒヨドリの亡骸があった。
見てはいけないものを見つけてしまった気がした。
そのままにしておくわけにいかないので、穴を掘って埋めた。
キレイな鳴き声で鳴いていたオス。うちの近所で響いていた鳴き声の主だったのかもしれない。
寿命だったのか、ハプニングだったのか。ハプニングであっても寿命には違いないけど。
これもどうしたって抗えないことだ。
まじまじと体の色を観察してしまった。
抗えぬことにも抗いたいものだけれど、受け入れられたほうがストレスが少ないと思う。
アンチエイジングって、あんまりそそられない。
頭髪は消えていったしシワにシミに白髪の上に、歯ぐきは退縮して、すぐに息が上がるし血圧は高い。そういう年なんだからしゃあない。
なるようしかならないし、それでいいのよ。
あきらめず抵抗しなきゃならぬことそうでないことどっちだそれは
SIGMA 65mm F2 DG DN / LUMIX S5Ⅱ