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休暇最終日の朝は

年末年始の休暇最終日の朝。

カメラは Df で、レンズは久しぶりの NIKKOR 50mm F1.2 で。これ古くてバルサム切れなんだけど Ai-S。

開放がうまく使いこなせないのでつい手が伸びなかったレンズ。

絞って使ったらええねん、という当たり前のことに気づいた。

そう、最近絞って撮ることが多いので、ちょうどええやん。

絞るんやったら何使っても変わらんやん、というのはほんまなんやろか。

撮れた写真には大きな差はないにしても、少なくとも持ち歩く時の気分は違う。

歩いたコースは数日前にこのカメラで撮り歩いた時に見つけた道を。

中望遠から標準画角になっただけ。

まだ歩いてなかった狭い路地を歩いて、階段を上ったら、そこには廃屋が並んでいた。

廃屋の玄関からはいい眺めだった。

高齢になってこの階段はきついなあ。車が進入できない場所だし。

ここで建て替えて住もうってなかなかならないよなあ。
今ここに住んでる方には申し訳ないけれど。

でも、眺めはほんとにいい。

静かな住宅地。

元々この眺めを求めて家を建てたんだろうなあ。

車社会になる前のことに違いない。

この路地を発見してよかったわ。

この明るさだから、開放で撮る必要がないね。F5.6 中心にカチカチさせながら。

ステキにリフォームされた邸宅。

ここの建物にかつて住んでおられた方は存じ上げていて、その方のご家族なのかもしれないけれど、そこらへんは知る由もなし。

あのチェアからの眺めももちろん絶景。

この眺めのためにたぶん前の林の木が伐採されたに違いない。

この前よりは少し遅い時間帯。朝日が少し高い。

気持ちいい青空に、サザンカやナンテンの赤が映える。

ここからちょっとルート変更。散歩に出る時っからのめあてのために。

ところどころに古いものが残っている。

すき間から見える風景がなんともいい。

鉄塔のそばを下りると、めあての場所。

ここのロウバイはまだ咲いてなかった。

でも、スイセンは咲きはじめていた。

これまでは迷うことなく、まず手前のスイセンにピントを合わせていた。

最近は前ボケを好むようになった。

たったこれだけの違いで、雰囲気が違う。

好みというのは変わってゆく。

めあてのロウバイとスイセンの開花状況のチェックができて満足。

クネクネ路地を抜けて歩く。

ほんとクネクネ蛇行しながらあるく。

今日から日常に戻った人も多いだろう。オレたちもぼちぼち戻ってゆこう。

気持ち新たに。

仕事始めに向けて、準備を。

戻りゆくいつもの日々になだらかに助走しとく派心配症で

Ai-S NIKKOR 50mm F1.2 / Nikon Df

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