だいたい
連休明けの火曜朝。だんだん朝も明るくなるのが遅くなってきた。
公園に行くと一歩足のハトがいた。一羽だけでぽつりと。
動きがゆっくりしている。そりゃ一本と二本では全然違う。
人間だったら杖か義足か車いすが必要だ。
これまでにも何度か一本足のハトには会ったことがある。同じ個体であるかどうかはわからない。
野生動物だと失ったら失ったままで生きていくしかない。
人でも足を一本失ったらたいへんだ。代替となる義足の技術やリハビリの方法が進歩しているけれど、元のようにはいかない。
戦争が原因で足を一本失う、という人は少なくない。地雷が残っていたら一般人が被害を受けることもある。
早く戦争が終わってくれないかなあと思う。いつまでも戦地では兵士たちが傷を負い、命を失っている。
一本足のハトはそれでも飛ぶことはできるのでいざとなれば飛び立つ。
一本足だから、軽やかではないけど。
今朝のレンズは NOKTON CLASSIC 40mm F1.4 で、カメラは S5Ⅱ。
VOIGTLANDER のレンズが好きでよく使っている。
2日前の名古屋の旅では COLOR-SKOPAR を使った。距離計でだいたい合わせてピントはこだわらずに撮るスタイル。
レンジファインダー用のレンズって、ピントに関してはそこまでシビアに合わせなくてもそれなりに撮れるし、それが味だと思っている。
先日はファインダーもろくにのぞかずに撮ってたけど今朝はファインダーのぞいてそれなりにピント合わせた。
NOKTON だから、さすがにね。でもわりとアバウトだ。
開放だと独特な雰囲気になるのよね。好みはわかれるだろうけど、オレはいいと思う。
こっちにはネコがいた。
このネコは片目を失っている。一本足と同じく片目だと不便だろう。
獲物を捕るのに困るんじゃないかな。
キャットフードならいいけれど。
ハトもネコも食べるものには困らないのかもしれない。そこが本来の意味での野生動物とは違う。
だけど、体の一部を失って生きてゆくというのは、たいへんだろうなあ。
代替品はない。
不自由だし、誰かに助けてもらえるわけじゃない。
ひとりぼっちなのに、えらいなあと思う。
片足や片目失い生きている不便だろうが強い姿で
VOIGTLANDER NOKTON CLASSIC 40mm F1.4 S.C / LUMIX S5Ⅱ
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