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12年ぶり

日曜朝は K-3Ⅲを持って出た。レンズは PORST COLOR REFLEX 55mm F1.2 という K マウントのオールドレンズ。

あー、このレンズこのカメラだと絞りが効かないんだった。なのですべて開放だ。しかも F1.2 の大口径。

天気は晴れで青空。遅めの出発。

まあ今朝はあきらめだな。そういう日もある。
今日は朝から用があるから散歩は短めだし。

昨日、夕方の散歩の帰りに偶然知り合いに会った。
娘が生まれた病院でたまたま同じ病室だった人。

つまり娘同士は誕生日が一日違い。

思えば長いつき合いになった。近所に住んでいるし、娘同士は今もつながっているし。
でもご主人が単身赴任になって長かった。

この4月に12年におよぶ単身赴任生活が終わり、戻ってこられたそうだ。
それはよかった。

でもあまりに長かったので戸惑いもあるらしい。

夫婦一緒に自営で働くオレたちには想像ができない。
離れているのが当たり前になってしまったら、近くに戻るのが難しくなるというのはわからないでもないけれど。

子育てが終わると、生活が変わる。体力的には衰えるけれど、時間的には余裕が生まれる。
夫婦2人暮らしになると新たな関係性になってゆくのかもしれない。

親子共に同世代だと共通の話題も多い。
夫婦ともに知り合いで気楽につき合える相手ってそういない。

ご主人が単身赴任から帰ってきたんだから、また4人で食事にでも行きたいなと思う。

この年になってからはじめて知り合う人で気の置けない仲になるって滅多にない。
どうしても殻が固くなってしまっている。

古い知り合いと再び距離が近くなるほうがハードルが低い気がする。

何となく、そんなことを思った。

生涯にわたってつき合いが続く友人というのはそういるものでもない。
そんな話を娘や息子としたことがある。

社会人になったら、そして結婚したら、友だちとのつき合いは減ってゆく。少なくともオレの場合はそうだった。

でも、少なくていいから、友だちは必要だと思う。
距離は離れていてもいいから、何となくつながっている友だち。

広く浅く知り合いがいて、深い友だちがほんの一握りいたらそれでいい。

昨日会った二人とはどうかわからないけれど、友人についてふとそんなことを考えた週末。

夏が終わるものかと粘り強い日曜日。
暑いけどいい一日になりそうだ。

はじまりは娘を産んだ病院で親子共々つながり続け

PORST COLOR REFLEX 55mm F1.2 / PENTAX K-3Ⅲ

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