暗くなってからが
ヒコーキ撮りは夜集まってくる。立派な三脚と望遠レンズで離陸機を狙う。
でもオレたちはそっちじゃなくて、着陸機。
今回、オールドレンズで撮ってみることにした。明るい単焦点といえば、オレの場合オールドレンズになるのよ。
このレンズが最新だった頃はこれでマニアが撮ってたと思うとそれもまたゾクゾクする。
ボンバル機は1/100で撮るとプロペラが一周するからキレイに撮れると友だちが教えてくれた。
それを横で聞いていたオジサンが、それは目からうろこだわ、と撮った写真を見て喜んでおられた。
鷹の目ロッコールとはいえやはり開放だとぼやぼやなので、少し絞って撮ってみた。
絞ったほうがキレイに撮れる。照明一個一個もキラキラで美しい。
なんだ絞ればいいやん、となった。
感度上げてシャッタースピード確保して、暗めに撮ってあとは現像で。そうすれば着陸機もかっこよく撮れるじゃないか。
しかもオールドレンズで。まあピントはどっちみち MF だからなあ。
こうして同じような写真を撮りまくるわけだけれど、これがなかなかに楽しくて。
暗くなってからが本番だったりする。
オタクの友だちを持つと楽しいことがより深く楽しめる。持つべきものはオタクの友である。
自分の知らない世界にいざなってくれる友。
オレが撮ってる写真なんぞはたかが知れているけれど、ここでヒコーキを間近で見ると、そりゃあ迫力満点。
そしてそれを撮りたいんだけど、これがなかなか難しい。
飛行機がやってくるたびに連写。大量のボツ写真が発生する。
絞りは F2.8 くらい。実はちょっとそこがはっきりしない。オールドレンズでクリック感と目盛りがいまいち合ってないので。
ISO6400 シャッター 1/200とか1/250 くらい。 そのままだとだいぶん暗いからあとでグイグイッと明るさをプラスに。
撮り方は人それぞれいろいろやと思うけど、今回のオレの場合ってことで。
となりでは離陸機を練炭が出たあ、とか言いながらええ写真撮られているオジサマがいて、なかよく楽しませてもらいました。
K-3Ⅲには SIGMA 30mm F1.4 DC をつけて撮ってみた。
SAMYANG 85mm では開放付近でどうもうまく撮れなくて、あきらめた。
SIGMA 30mm でも開放はきついなってことで F1.6 にしてる。
ISO は6400で。
連写はすぐれているのでめっちゃ速い。
35mm換算で 45mmくらいの画角。ここで着陸機を撮るならこれくらいがいいってことと、明るいレンズってことでこいつをチョイスした。
SIGMA のレンズ、いいと思う。
F2 でもいけるんなら PENTAX のレンズを使ってみてもいいかもなって思う。
ANA ばっかりなのはたまたま。
けどほんと、頭上を通過するとすごい迫力よ。
ヒコーキオタクの人たちはフライト情報をチェックして、どのタイプの機体がやってくるか把握している。
機体の大きさや翼の形までわかってるからすごいねえ。
アンコリ(赤い光)がヒットしてるとうれしい。
ほんと、美しい。
となりのオジサンのモニター。
また行きたいね。
暗くなり光るヒコーキ追いかけてオジサンたちが群れる土手にて
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