YASHICA PENTA J
AUTO YASHINON 5cm F2 を見てて、いいなあ、と思ってたらボディとセットのが4000円だったので、軽い気持ちで入札したらそのまま落札となった。
すぐに届いて、まずレンズだけ使ってみた。
カメラの状態が想像以上によくて、使いたくなったので、久しぶりにフィルムを装填した。
1961年のカメラとは思えない。めっちゃキレイ。
現像に出すまではわからないけれど、たぶん大丈夫。
土曜日の夕方に一本、そして日曜午後に現像に出しに行くのに撮りながら歩いてみることにした。
ピントがきてないのがけっこうあったけど、まずまず撮れてた。
露出計はついてないので、いちいちスマホの露出計アプリでチェックして撮るので、いつもよりもさらに時間かけて撮ってる。
久しぶりに撮ってみたけど、やっぱりフィルムで撮るの楽しいね。
うまく撮れたかその場で確認できないのはいいところでもある。どっちが便利かというと間違いなく液晶モニタで確認できるほうが便利で、それはもう雲泥の差だ。
でもその不便さを楽しむ、懐かしさを味わうというのも捨てがたいわけ。
写真撮ってるわあってなる。
最新のデジタルカメラで撮る画とは全然ちがう画で、これをデジタルで再現するのはぼくにはできない。
やろうともあんまり思わない。
フィルムカメラにフィルムを入れて、フィルムをレバーで巻いて、シャッター切って、撮りきったらクルクル巻き上げてパカっと裏蓋開けてパトローネ取り出して、お店に現像出して、出来上がるの待って、という一連の動作すべてひっくるめてフィルムカメラで撮るってことやと思う。
現像をご自分でされるというツワモノもおられてそこはもう尊敬するしかないんだけど、カメラやりはじめた当時から現像はプリントサービスの店に出して1時間くらいで出来上がるという時代になっていた。なので、フィルム出して出来上がるまで数日待つというのはさすがにね、、
デジカメで撮った写真とは別物よね。
この別物な感じがたまらん。
撮るのはフィルムだけ、というのにはもう戻れない。戻る必要なんてない。
でも、このフィルムで撮る感じがなくなってしまうのは寂しい。
どうかいつまでもフィルムカメラを楽しめますように。
日曜日はよく晴れて明るくて、現像出しに行くのに歩いて撮りながらだと暑いかな、と思って躊躇したけど、やっぱり歩くことにした。
ISO200 固定でシャッタースピードも最速1/500なので、絞りはF8かF11かF16がほとんどってことになる。
かつてはそれが当たり前だったのよね。
それでも意外とボケてる。つまり、ピントが合ってないのも多い。
目が弱っているのでピントが合わせづらい。ミラーレスみたいに拡大できないからね。
このカメラはM42スクリューマウント。レンズを絞るとファインダー像が暗くなって見にくくなってしまうので、レンズに仕掛けがついた半自動絞りという機構になっている。
つまり専用のレンズを使わないと、半自動絞り機構が働かないわけ。
絞りを設定して、レバーを回すことで絞りが開放状態になり、ファインダー像が明るくなる。
もうね、F16とかだとファインダー像見にくくて、ピント合わすの不可能。まあそんだけ絞ってたら被写界深度が深くてパンフォーカスになるんだけどね。
けど花の写真みたいにF8でも背景けっこうボケるから、この半自動絞りってのが有効なのよ。
だいぶ見え方かわる。
今日は坂道を見下ろす画をフィルムで撮ろうって思って、歩いた。
坂道以外も撮るけどね。
どうしても古いものに目が向いてしまうよね。
錆びてるのとか。
目的地はここの坂道。
上りの一方通行。
ここらへんからがいい感じだな。
ちょっと明るすぎたかな。
でも、満足だ。
これも撮った時にはオーバーなのかどうかってわからないもんね。
お店の近くまで来てまだ撮りきってない時ってのがちょっと困るのよね。
なかなか撮りたい場面がなくてグルグル歩き回ったりして。
フィルムを撮り切るために無理やり被写体を探すのも、フィルムカメラならではよね。
電車は先頭を逃して最後尾を撮ることが多い。
最近やっと知らない人を撮ることにためらいがなくなってきた。人や車が入らないように、なんて思っていたけれど、むしろ通るのを待つようになった。
撮り方も少しずつ変わっていくものですね。
どうですか、このカメラカッコよくないですか。
なお、シャッターボタンは前面についているのです。
フィルムで撮る写真も好きデジタルと作法が違う別物だから
AUTO YASHINON 5cm F2 / YASHICA PENTA J / Kodak Color Plus 200
AUTO YASHINON 5cm F2 / YASHICA PENTA J / Kodak GOLD 200
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