雲の中へ
大晦日の夕方散歩ってことは今年最後の散歩。撮り納め。
NOKTON 58mm F1.4 SLⅡs を FTZⅡ経由で Zf につけた。
どちらも今年手にしたレンズとカメラ。
なんだかんだとあった一年。
振り返ってみれば思いがけないことばっかり。
まさかという坂を転がり落ちながらも持ちこたえて反動で上って落ちる前より上まで戻ることができた。
オレの人生はいつも結果オーライ。
2023年最後の夕日をこうして拝むこともできた。
ポケットに NIKKOR Z 28mm F2.8 入れてきたのでこのときだけ交換。
一枚だけ撮った。
持ってきてよかった。
まさか自分が今 Zf を手にしているとは思わなかった。
そういうもんなんだなあ。
一年前は母が緊急入院してどうなるかと思った。
わりと覚悟した。
母は一命をとりとめたので入院中にここぞとばかり母の家の不用品を片づけた。
そっちに注力しているうちに職場が危うくなった。
春にかけて次々に長く勤めてくれていたスタッフが辞めることになった。
大ピンチだった。
これまた腹をくくってプロを頼って立て直しをはかった。
こっちも何とか一命をとりとめることができた。
捨てる神あれば拾う神あり。
どん底まで落ちることなく何とかなった。感謝しかない。
そんな状況でも常にカメラを持っていた。
それが救いだった。
撮り続けることで精神は安定していた。
心の拠り所があるというのはええことだなあと思う。
楽しみがあれば元気が湧いてくる。
少々のことがあってもへこたれることなくやっていけると思う。
そんなこともあるわなあって思える。
経験ってこういうことなんだろう。
明日からはじまる2024年もきっと思いがけないことが起こるだろう。
思いがけないことが起こるのが、普通のことだから。
それでも心の中で咲く花がある。折れたって新しい芽がでてちゃんと咲くから。
咲いた花に目を向けてたら、それでええやんってなるから。
雲の中に消えていった最後の夕日を見送りながら、それでええねん、と思った。
いい終わりかたやんって。
オレたちの2023年が終わる。終わったらまたすぐ次がはじまる。
ほんとにすぐに2024年になる。
2024年もどうぞよろしくお願いします。
振り返るのはほどほどに終わったらすぐまた次がはじまる明日
VOIGTLANDER NOKTON 58mm F1.4 SLⅡs / Nikon Zf
NIKKOR Z 28mm F2.8 / Nikon Zf
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