初代
西隣の町は日本の標準時の基準となる天文科学館がある子午線の町。
住んでるのは政令指定都市だけど隣町はいわゆる地方の中核都市。
ただその市の中心が自分の住む市の中心よりだいぶ近いので、よく行く。
銀行とか、買い物とか。便利だから。
木曜午後に用があって行った。ついでに魚の棚商店街を歩いた。
練りもの好きの妻が好きなお店で練りものを買う。ここのお店が好き。
ぷらぷら商店街を通り抜けた。
木曜は休みの店も多くて、また午後は人通りも減るようで、ちょっと寂しい雰囲気だった。
子育て支援策と暴言で有名な前市長のおかげで改革が進んだ市。
つい先日副市長さんが急逝したことも話題になった。
持ち歩いていたカメラは FUJIFILM X-M1 で、レンズは XF27mm F2.8。
GRⅢx の代わりってことにしとく。
だいぶ古いカメラで、センサーは初代の X-Trans CMOSセンサーで、Pro1 と同じ。
ということで夕方散歩には X-Pro1 と XF23mm F1.4 R で。
同じセンサーのカメラを複数持つというのも悪くない。
X-Pro3 と X-E4 も同じ。
夕方は広角のほうがいいかなってことで XF23mm にした。
X-Pro1 で夕景を撮るのが好きなのよね。
今日は雨が降ったりやんだりの不安定な天気。青空の時間帯もあった。
夕方も雲が多いながらも明るくなってきてたのでちょっと期待して出た。
眺めのいい場所へ。ここにはサルスベリも咲いている。
夕方のサルスベリもいいのよねえ。
今日の午後に行っていた町の駅ビルの向こうに夕日が沈んでゆく。
南を向けば、淡路島と明石海峡大橋が見える。絶景ポイントだと思う。
ちょうど自転車に乗った男性が坂を下りていった。
フェリーが橋をくぐった。
ヒコーキが飛んできた。
さすがにヒコーキはこの焦点距離だとちっちゃいけど。
今度はバイクが坂を上ってきた。
次のヒコーキは橋と絡んだ。
夕日の時間は思ったよりあっという間に過ぎてゆく。
このタイミングで眺めのいい場所にいられると贅沢なひとときを過ごせる。
そしていい風景が撮れたなあと思うんだけど、せっかくのチャンスを逃したかも、とも思う。
何回も何回も同じ場所で同じようなのを撮ってるけれど、これ以上ない、みたいなのは撮れたことがない。
ある程度は満足してるんだけどね。でも次はもっといいのが撮れるんじゃないか、と思ってしまう。
人生とはそういうのの繰り返しというか積み重ねなんだろうね。
新しいのもいいけれど、ある時はこうして古いのに戻って試してみるのもいい。
この初代の雰囲気がいいのよ、なんて思いながら。
foveon もいいけれど、X-Pro1 も対照的ながらいい。
どっちもいいから、どっちも楽しむ。ええ娯楽ですわ。
初代には初代の味がありまして古くて甘い枯れた風味で
XF27mm F2.8 / FUJIFILM X-M1
XF23mm F1.4 R / FUJIFILM X-Pro1