としおとこ
同業者の会の広報誌の編集のお手伝いをしている。
原稿の校正が主な役目だけど、たまに取材やら原稿作成、原稿執筆依頼なんかもある。
会議がちょこちょこあって、仕事のあと町にでかけることがある。
基本的に火曜日。
腹ごしらえはホル玉丼。500円。
そこらへんを GRⅢで撮りながら歩いて向かう。もちろん時間調整のためにわざと遠回りして。
こういうときにも GRⅢは買ってよかったなあと思う。
スナップが楽しくてもっと歩いていたい。
まあそういうわけにはいかないからしかたない。
今回は新春号で、としおとこ・としおんなを会員に書いてもらったのを校正する。
来年の干支は辰。あらかじめとしおとこの人に何人か原稿を書いてくれるようお願いした。
48になる連中がだいぶ年下になってきて、還暦を迎える人のほうが年が近くなった。
そんなだから依頼もしやすくなって、書いてくれる率もグンとあがった。
ちょっと圧がかかってる感じになってたかも。まあそれもよかろう。
原稿を拝読していて、その人のことが少しわかった。
自己紹介的な内容になるから、やはりこういうのは書いてもらうだけで距離が縮まるなって思った。
誰かに自分のことを知ってもらうことからコミュニケーションがはじまる。
やっぱり知ってもらおうとすることは大事だと思う。
知ってもらいたい相手になかなか知ってもらえないものだけど、どこかで誰かが知ってくれている気がする。
それでいい。
妻が駅まで迎えに来てくれた。
愛車のマーチは近頃息子の車になっている。いい車だ。
次にとしおとこを迎えるのは還暦の年だ。
翌朝になって、まだ暗い中散歩に出た。
LUMIX S 50mm F1.8 と LUMIX S5Ⅱで。
その時オレは何を書くんだろう。さすがにその時には原稿を依頼される立場になっているかな。
48になる年に、すでに人生が下りにさしかかっていることについて書いた。
ピークを過ぎた人生の後半はゆるやかに下っていきたいって内容。
今まさにゆるやかな下り坂を歩いている。
老いてゆく親のことがあるので、あんまり気楽にはしておられないけれども、子どもらがそろそろ自立してくれそうなので何とかなるだろう。
60になる人の原稿を拝見すると孫がかわいい、というのがちらほら。
オレがそうなるかはわからんけど、そうなるとまた人生が変わるかもしれないなとちょっと思う。
誰もが通る普通の道を、オレもゆっくり歩いて行きたい。
そのために一番大切なのは健康であることは明らかだ。
としおとこの原稿を拝読すると痛感する。
健康でなければ仕事も遊びもできないから。
そして趣味。
楽しめる趣味があったほうがいい。
できれば、友人。
家族はもちろんだけど、仲間がいたほうがいい。
これまでの人生に悔いはないので、これからいかに有意義に過ごせるかを真剣に考えよう。
36は仕事のこと全開で、さあこれから、という時。オレもその頃に開業した。
あの頃と今は全然違う。
散歩から帰ってもまだ暗い中、庭で葉っぱを撮った。
年相応に暮らせたらいい。
趣味を持ち仕事も続け健康で干支を何回迎えられるか
GR LENS 18.3mm F2.8 / RICOH GRⅢ
LUMIX S 50mm F1.8 / LUMIX S5Ⅱ