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うっすら

水曜朝も明るい。寝坊したかと思ったけどそうでもなかった。

レンズは MC ROKKOR 58mm F1.2 に付け替えて、散歩に出た。

昨日の富岡のレンズもええけど、こっちもええ。こってりとあっさりって感じで。

MINOLTAはあっさりだけど美味しい系だと思っている。

年取ってくるとこってりが続くとしんどくなってあっさりがほしくなる。

もともとうちは薄味で、砂糖も醤油も少な目で見た目の色も薄い。それに慣れると外食の美味しい料理食べると味が濃く感じる。

意図的に味を濃くしてるんだろう。その時はうまい、と思うけれどしばらく口の中に余韻が残り過ぎる。

だから濃い味の外食が続くとしんどい。
味噌汁は薄いけれどだしが効いてるってのが最高だ。

最近MINOLTAのオールドレンズを使っていてそういう薄いけれど出汁が効いててうまい味噌汁的な魅力を感じている。

何言うとんねん、という感じだろうけど、まあオレの感想だから。

このレンズは鷹の目ロッコールと言われるやつで大口径のF1.2なんだけれども、さっぱりしてるのよねえ。

今朝は明るいけれどもうっすら雲があって、これがまたちょうどいい感じだった。

昨日ほど空が青くなくて海の青も濃くなくて薄め。

でも朝日は明るくて爽やかな朝。

爽やか×爽やかでテンション上がる。

自ずと撮り過ぎてしまう。

うっすらとしっかりというのがいいんだろうなあ。

人も薄味だけど出汁が効いてるってのがいいかもしれない。憧れる。

カラスを撮ってたら足音がして振り返ると散歩している女性だった。ランしてる感じの。
変なオッサンが何撮ってるんやろって不思議そうな表情をしておられた、気がした。

そこらへんでカメラを構えてごにょごにょしていると、不思議がられることはある。不審がられることも。

そりゃあ、葉っぱを撮ってるんだもんね。花が咲いてるわけでもなく。

このレンズは玉ボケは円形じゃなくてレモン型になる。

丸くないとあかんというもんでもないからね。

MINOLTAのレンズは何本かあるけどどれもいいと思う。緑のロッコールと呼ばれるコーティングがされているのがどういう効果なのか知らんけど、ブルー系が好きな感じ。爽やかあっさり系で。

F1.2なのに開放でも背景がボケ過ぎない印象。そこがいいと思うかは人によるかな。

庭のアジサイも開放で。

重たいレンズだし、ちょっと値も張るけれど、持ってよかったと思うレンズ。買った当初より今のほうが愛着がある。

カメラにもよるのかもね。Z6 のおかげかもしれない。

何とかハチも撮れた。

薄味の中に味わい深い出汁あっさりがいい家庭の風味

MINOLTA MC ROKKOR 58mm F1.2 / Nikon Z6

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