
産後ケア事業について
※令和6年余市町議会第4回定例会 一般質問の質問と答弁をメモを元にまとめました。詳細は会議録でご覧いただけます。
令和3年度から市区町村の努力義務となった「産後ケア事業」ですが、市区町村により事業内容が異なり課題も多いようです。
① 令和6年度の産後ケア対象者の人数と産後ケア利用者数をお伺いします。
答弁:デイケア型は対象者26名、内利用者は2名
アウトリーチ(訪問)型は対象者70名、内利用者は3名です。

再質問:利用者が少ないようですが、その理由について見解をお伺いします。
答弁:制度自体に問題があるのかなど、はっきりした理由はわかっていません。
再質問:産後ケア事業を利用しない理由をアンケートなどで把握し、事業の改善に役立てているのかお伺いします。
答弁:理由を把握するためのアンケートなどは実施していません。
再質問:産後ケアの内容は市区町村によって異なり、ヘルパーの訪問による調理・洗濯・掃除・買い物支援などの家事全般のサポートや生後6か月未満の赤ちゃんの一時預かり、配食サービスなどを行っている市区町村もあります。本町の産後ケア事業も、利用者のニーズに合わせて充実させる必要があると考えますが、見解をお伺いします。
答弁:本町では伴奏型で支援する相談型の産後ケアを行っています。家事支援や配食サービスなどは子育て支援にあたると思いますが、財源のある市区町村ではそのような支援をしている所もあるかもしれません。本町ではファミリーサポート事業などの子育て支援をしています。
再質問:産後ケアの対象者に喜ばれる事業内容にしていただく事をお願いして、この質問は終わります。
② 厚生労働省の産後ケア事業実施状況の資料によると、43.6%の市町村が精神疾患のある場合の対応を課題として挙げていますが、本町ではどのように対応されているのかお伺いします。
答弁:精神疾患の有無にかかわらず面談、訪問を行い、手厚く支援しています。特別な支援が必要な場合は、関係機関と連携して支援しています。
再質問:心のケアを受けやすい環境整備をお願いして、この質問は終わります。
③ 仁木町や小樽市では、妊娠から出産・育児をサポートする子育て支援アプリを導入しています。産後ケアのオンライン予約やオンライン相談を可能にすることで、より充実した支援が可能になると考えますが、見解をお伺いします。
※現在は申請書を提出する申込方法です。
答弁:相談はLINE公式から可能であり、令和6年度は70名中4名の利用がありました。
再質問: LINE公式から相談できるのはとても良い事だと思います。「子育て支援アプリ」と言ってもピンとこない方もいらっしゃるかもしれないので、少し説明を付け加えさせていただきます。私は妊娠中から子供が1歳になる頃まで、子育てに役立つアプリを使用していましたが、初めての妊娠、出産で何もわからない状態だったため、アプリで自分の体調がどのように変化していくのか、子どもの成長に合わせて必要な情報を得る事が出来て大変助かりました。
例えば、ベビーバスを卒業する時期には、赤ちゃんを寝かせながら洗うことが出来るバスグッズの紹介や、入浴の手順の情報、ハイハイが始まる時期には、「テープ型のオムツからパンツ型のオムツに変えるとおむつ替えがしやすいですよ。」というような情報が届くのですが、その時々に必要な情報がわかる事で、肉体的、精神的な負担の軽減につながる事を感じました。
また、産後は赤ちゃん連れで買い物に行くことも大変ですが、アプリ内で内祝いの手配なども出来たため、大変便利だと感じました。上手に活用することで、本町の経済活性化にもつながると思いますが、見解をお伺いします。
答弁:活用方法によって経済効果などもあるかもしれませんが、本町では定期的に面談を行うなど、手厚い支援を行っていますので、アプリについては各自利用していただければ良いと思います。
再質問:子育て支援アプリは手段の一つですので、アプリにこだわらず、現在の産後ケア事業をより使いやすく、町民に喜ばれる事業にすることが大切だと思いますが、最後に町長の見解を伺って終わりたいと思います。
答弁:妊娠期から訪問、定期的な面談などを行い、相談しやすく子育てしやすい環境づくりに取り組みたいです。
私は産後に一番負担を感じたのは「食事の用意」です。
時間管理をしないと「気が付くと夜」状態になるため、夫と情報を共有するためにもスケジュールを作成したのですが…
産後2週間後に夫は長期の出張に行ったため、ほぼワンオペでとても大変だった記憶があります。
そのような私自身の経験もあり、産後のママたちの心身の負担を軽減し、喜ばれる産後ケア事業にして頂きたいとの想いで質問させていただきました。

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