その12、広告費1万円でどのくらい売上が増加するのか、シミュレーションしてみたら…
※このnote記事は
「地域活性化webマーケティングプロジェクト」の活動報告です。
前回までの活動はこちらをご覧ください。
1、えっ?はじめは赤字?!
2022年1月1日から、「余市流鰊の肴」ネット通販のGoogle広告を開始します。
毎月の広告費予算は1万円。
1月〜3月まではデータ解析と改善期間です。
私たちが最も興味がある事は
「広告費1万円で、どれくらい売れるか?」
そこで、広告を出す事でどのように売り上げと利益が変化するのかをシミュレーションしてみると…
広告開始1か月目の単月売上は7,000円。
広告開始12か月目の単月売上は95,200円。
なんと、広告開始月の売上は、支払う広告費以下の売上という結果になりました…|д゚)!
2、コンバージョン単価とは?
シミュレーションをするときに、売価や広告費予算、利益率などの数字の他、「コンバージョン単価」が必要です。
コンバージョン単価とは、1件の購入にかかる広告費。
今回の広告予算1万円の場合、
10件購入してもらう→コンバージョン単価 1,000円
100件購入してもらう→コンバージョン単価 100円
このように考えると、コンバージョン単価は安ければ安いほど広告依頼主にとっては嬉しいですよね(笑)
ですが…
Google広告では広告単価が入札式の為、コンバージョン単価が競合より安いと広告が表示されない事もあるんだそうです!
それでは、広告を出した意味がなくなってしまします…。
このコンバージョン単価について、どのように適切な単価を設定すればよいのか私は全くわかりませんでした。
悩む余市メンバーに、尾森玄陳から青汁を例にしたシミュレーション表と解説が送られてきました。
条件:「お試し価格1,000円、定期購入価格8,000円」
(広告費100万円/月、利益率90%、リピート率50%、リピート期間12か月)
このシミュレーション表を見ると、
1か月目の売上は10万円(91万円の赤字!!)
12か月目の売上は450万円!
広告を出してから、売上が増えるまでに時間がかかる事がわかります。
広告費が多くても少なくても、初めは基本は赤字なんですね…|д゚)
そして、コンバージョン単価ですが、
青汁のコンバージョン単価は1万円に設定されています。
まずは、コンバージョンとは何なのか、以下解説です。
コンバージョン:購入
コンバージョン率:100人サイトに来た時に、何%の人が購入するか
コンバージョン単価:1購入にいくら広告費をかけられるか
1万円で何件売るか
例)1万円で10件売るのであればコンバージョン単価は1,000円
【コンバージョン単価の決め方】
定率。利益率を踏まえて設定。
例)1,000円の商品の利益率が40%なら、広告費400円なら赤字にならない。
200円利益を出したいなら200円がコンバージョン単価になる。
以上がコンバージョン単価についての説明ですが、
コンバージョン単価が安すぎると広告が表示されないため、
LTV(生涯顧客価値)でコンバージョン単価を算出する必要があります。
【LTV】
お客様のトータル購入金額の平均。
例の青汁の場合、12か月間のデータでは一人当たりの平均が4.8万円だとす
る。(何度も購入)
なので、初めての購入に関しては、1,000円ではなく9.8万円で計算。
※1回目の購入リピート率が非常に重要。
リピート率50%の場合
1,000円になる確率が50%
9.6万円になる確率が50%
なので、1購入は約5万円。
この青汁は原価率10%なので、
コンバージョン単価を1購入5万円の20%である1万円に設定。
シミュレーション表を見ると、累積利益がプラスになるのは7か月目からになっています。
しばらく赤字が続きますが、シミュレーション表のように数か月で黒字化するそうです(゚д゚)!
もちろん、シミュレーション表と実際の広告効果が同じになるとは限りません。
スタート時から3か月はデータを解析して広告やキャッチコピー、ランディングページ等の改善を行います。
広告運用後にどのような結果が出るのか、
そして、どのように改善していくのか、
今後もnoteで報告していきます!
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