令和5年度 介護保険条例 審査特別委員会 質疑と答弁
介護保険制度改定に合わせ、余市町の介護保険条例の一部を改正する事になりました。
つまり…介護保険料が変わるのです。
2024年2月20日に、この件を審議する介護保険条例 審査特別委員会が開催されました。
そこで、
介護保険料が適切に使われているのか?
必要なサービスや情報の提供が出来ているのか?
など、質疑をさせていただきました。
※答弁:保険課長・民生部長
質疑1、 資料1 P1 歳出 3地域支援事業費 科目:介護予防・生活支援サービス事業ですが、予算額9065万に対し、支出見込額が6933万8千円と、予算額に対して支出が低いように見えますので、いくつかお伺いします。
① 令和5年度に実施された介護予防・生活支援サービスの内容をお伺いしたいです。
答弁:「訪問介護サービス、介護予防ケアマネジメント、余市ニコニコ広場、ふまねっと教室等を実施しています。」
② 実施を予定していたが、出来なかったものはありますか?
答弁:「現行通りやっているため、出来なかったものはありません。」
③厚生労働省では、「介護予防・日常生活支援総合事業の充実」に向けて取り組んでいますが、余市町が独自に計画しているサービスがありましたらお伺いしたいです。
答弁:「ありません。」
質疑2、「第9期余市町質問2、第9期余市町高齢者保健福祉計画 余市町介護保険事業計画」のP7を拝見すると、本計画の策定にあたっては、パブリックコメント手続きを実施し、広く町民の意見の把握と反映に努めました、と記載されていますが、この件に関するパブリックコメントはゼロ件だったと認識しております。
パブリックコメント以外に町民の意見を把握し、反映するために実施されたことはありますか?
答弁:「余市町高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画推進懇談会」を設置しました。
※委員16名 内一般公募委員2名
質疑3、高齢者保健福祉計画 余市町介護保険事業計画」のP24を拝見すると、(1)の介護予防サービス ②介護予防訪問リハビリテーションの利用者数が増加していますが、増加理由をお伺いしたいです。
答弁:R5~余市協会病院が訪問リハビリテーションを開始した為、利用が増加しました。
質疑4、第9期余市町高齢者保健福祉計画 余市町介護保険事業計画」のP69を拝見すると、令和6年度から「家族介護支援事業」を実施されるようですが、 具体的な開催時期や、開催内容、情報発信の方法などをお伺いしたいです。
答弁:「開催時期や具体的な内容は検討中ですが、相談先の周知等を考えています。情報の周知は、広報やHPで行う予定です。」
再質疑①
「具体的な内容は検討中との事ですが、家族介護者がケアのストレスから一時的に解放され、気分転換が出来るようなリフレッシュメントプログラムの実施は考えられていますか?また、広報やHPで情報を周知するとの事ですが、介護している家族が子どもの場合(ヤングケアラー)もあると思います。子供にも情報が届くように周知して頂きたいです。」
答弁:「家族介護者のリフレッシュメントプログラムと、ヤングケアラーの件は今後の課題としたい。」
質疑5、第9期余市町高齢者保健福祉計画 余市町介護保険事業計画」のP119を拝見すると、「要介護3以上で、主な介護者が仕事をやめた」が11.1%と記載されています。
家族介護者が仕事をやめなければならない状況を改善するために、余市町が取り組んでいる事がありましたら、その内容をお伺いしたいです。
答弁:「介護者の負担を取り除くためにケアマネジメント計画を立て、負担軽減に取り組んでいます。」
再質疑②
高齢化が進む余市町は、今後家族介護者が増加することは避けられない事だと思います。家族介護者の負担を軽減する対策、介護者がリフレッシュできる取り組み、気軽に相談できる体制づくりと情報発信の強化をお願いしたいです。
【他議員の質疑 ※介護人材について】
質疑:介護人材の確保について余市町の見解を伺いたい
答弁:「町としての処遇改善は実施していないが、就労助成金を検討しています。また、外国人を雇用した場合の助成金を検討中です。」
日本全体で高齢化が進み、2025年問題も迫っていますが、みんなが健康でいる事で介護保険料を抑える事が出来ます。
年齢を重ねても生きがいを持って楽しく暮らせる町づくりに、本腰を入れる時のような気がした介護保険条例 審査特別委員会でした。
※「第9期余市町高齢者保健福祉計画 余市町介護保険事業計画(素案)」は、webで公開されています。
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