令和5年第4回余市町議会定例会で一般質問させていただきました
12月12日(火)~14日(木)に開催された令和5年余市町議会第4回定例会で、一般質問を2件させていただきました。
一般質問の議事録は、今後余市町のHPや広報(3月号)に掲載されますが、速報をnoteに書いてみたいと思います。
以下、質問内容と答弁を簡単にまとめてみました。
件名1、こども誰でも通園制度・病児保育など、子育て支援の充実について
・こども家庭庁では、親の就労の有無に関係なく保育施設を利用できる
「こども誰でも通園制度」の試行的事業を今年度より実施予定です。
試行的事業の開始を希望する市区町村には新たに配置する保育士らの人件費などが支援されるとの事ですが、本町の「こども誰でも通園制度」試行的事業への取り組みについてお伺いします。
・本町には病児保育を行っている無認可保育施設が1か所ありますが、条件付きでの受け入れであり、利用できる人数が非常に少ない状態です。
病児保育の拡充を希望する声がありますが、本町の姿勢と見解をお伺いします。
(町長答弁①)
余市町は子ども包括支援窓を設ける、一時預かり事業を行うなど、子育て支援は手厚くしている。子ども一人3万円の給付も、余市町独自に行うことにしました。
「子ども誰でも通園制度」については、他市町村の動きや本町の状況をみて動きたい。
(町長答弁②)
発熱等に対応する無認可保育施設がある事は認識している。
病児保育については検討しているが、実施するにはスペースと保育士の確保が必要である。
【再質問①】
本町では、一時預かり事業もしているとの事ですが、現在利用可能な人数は1日3名までです。「子ども誰でも通園制度」にかぎらず、もっと沢山の子どもを預る事が出来るように、取り組みをされているのかお伺いしたい。
(町長答弁③)
利用は少ないようですが、子育てサポートセンターなども運営しています。
保育を増やすには、スペースと保育士の確保が必要である。
[再質問②]
保育士が必要との事ですが、本町が保育士を確保するうえで取り組まれていることはありますか?
(町長答弁④)
保育士不足は本町のみならず全国的なものですが、本町では保育士不足を解消するために積極的に保育士を募集している。
件名2、小・中学校のアクティブラーニングの取り組みについて
令和2年度に学習指導要領が改定され、主体的・対話的で深い学びが得られる「アクティブラーニング」が推進されていますが、本町の小・中学校における授業の改善内容と、その効果についてお伺いします。
(教育長答弁)
タブレット端末を導入し、学習アプリを使用している。
協働的な学習と、ドリル機能による個別最適な学習が可能になった。
今後もアクティブラーニングは継続・強化していきたい。
【再質問①】
アクティブラーニングを継続・強化されるとの事ですが、今後新しく取り組む予定の授業内容がありましたら教えて頂きたいです。
(教育長答弁②)
アクティブラーニングに取り組み、学力テストの点数も上がりました。
今後は、まだ使用していないアプリを使うなど、ITCを活用した授業に取り組みたい。
教員も研修を受けるなどして、授業の改善を行っている。
【再質問②】
教員の方たちが研修を受け、授業を改善する努力をされているとの事ですが、今後も授業の改善を進めるうえで、教育現場の方たちは指導方法などを習得する時間が必要になると思いますが、教育現場の方たちの業務の負担を軽減するために取り組んでいることがありましたらお伺いしたいです。
(教育長答弁③)
アクションプランを作成し、働き方改革に取り組んでいる。
出席簿の押印を不用にするなど、デジタル化などで負担を軽減している。
【再質問③】
授業を改善し、より良い学びが出来るように、様々な努力をされていることがわかりました。
今後も、子どもたちが生き生きと学べる環境づくりを進めて頂きたいです。答弁はいりません。終わります。
※先輩議員によると、コロナ禍にタブレット導入をする学校が増えたそうですが、余市町はコロナ禍以前にタブレット導入を決めて実施したそうです。
その判断が、アクティブラーニングへの取り組みや学力テストの点数UPに繋がっていると考えると、町長と教育委員会をはじめ、町の素晴らしい判断に感謝です。
今回は、子育て支援の充実とアクティブラーニングについて質問をしましたが、
子育て支援の充実については
小さな子供が数人いるお母さんが、
自分の病院の受診を我慢していたり、
平日に銀行に行けなかったり…
複数の子どもを1度に同じ施設に預ける事が出来ない等の不自由さが少しでも軽減できたらとの想いで質問しました。
そして、子どもの病気の度に仕事を休まなければならず、看護休暇や有給休暇が無くなり、仕事を続け難くなるよう状況も改善出来たらと思いました。
「子どもを預けたいときに、気軽に預けられる」
「子どもが病気の時も、心配せずに預けられる」
そんな、子育てしやすい環境が整うと良いなと考えています。
アクティブラーニングについては
「夢見る小学校」を観て、
「こんな学校で学びたかった!学ばせたい!」
そう私自身が思ったこと、同じ想いを持つ保護者の方が沢山いらっしゃったことから、質問をさせていただきました。
「夢見る小学校」に登場する学校は、ひとりひとりの個性を大切にした子どもファーストな3つの学校。
アクティブラーニング主体の授業内容は、本当に楽しそうに「生きる力」を身についていく様子が感じられました。
現在は不登校の児童・生徒が増加しており、全国に30万人と言われていますが、楽しくて居心地の良い学校であれば、不登校もなくなるのではとの想いもありました。
子どもたちが楽しく暮らせる地域は、大人もいきいきと暮らせるはず。
みんなの声で、町の豊かな未来を創っていきたいです。
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