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令和5年度余市町水道事業決算 質問と答弁

令和5年度水道事業会計決算特別委員会での質疑と答弁をまとめてみました。

※詳細は、会議録でご覧いただけます。


【令和5年度水道事業決算】

総費用 7億78万2千円
総収益 6億2633万8千円
純損失 7444万4千円

未処理欠損金 1億1026万7千円(純損失+繰越欠損金3582万3千円)

経営状況がとても厳しいことがわかります…。




①    決算書 P12 排水及び給水費の委託料279万5千円が当初予算は300万円から決算額が減額となった理由をお伺いします。

②    決算書P13 配水及び給水費の修繕費2856万2780円が予算3171万2千円に対し決算額が減額となった理由をお伺いします。


答弁:余裕を持った予算設定にしていました。入札の結果、減額となりました。

再質問:委託料は漏水調査の委託料ですが、旭川市では劣化した水道管の診断に人工知能(AI)の導入に取り組んでいるそうです。これまでは技術者の経験頼みだったそうですが、漏水箇所をAIが診断・予測するというシステムです。このようなシステムを導入することで、将来的に委託料の削減に繋がるのではと思いますが、見解をお伺いします。


 
答弁:AIやドローン、衛星写真を活用している自治体がある事は認識しています。経費が高くなる事もあり難しい部分もありますが、検討を進めていきます。


③    新水道ビジョンにはスマートメーター等のlot機器による自動検針の適用について検討すると記載がありますが、取り組みにつてお伺いします。


答弁:スマートメーターについては、水道課職員の自宅にサンプリング調査のためのスマートメータを設置してテストを行っています。スマートメータを導入し、スマートフォンで水道料金を確認できる自治体もある事は認識していますが、デジタル弱者には郵送で水道料金のお知らせをする必要があり、コストがかかるため導入が難しいと考えています。



再質問:後志管内の共和町では、水道スマートメーターを活用した高齢者の見守りを行っています。名寄市では、市民がWEB上で検針値と料金等を毎月確認できる水道ポータルを導入しています。水道スマートメーターの導入により、検針業務の縮減、漏水の早期発見、有収率の向上を図ると共に、水道不使用情報を高齢者の見守り等へ活用しているそうです。
先ほど、コストのお話がありましたが、中富良野町のように、デジタル田園都市国家構想推進交付金を活用してスマートメーターを導入している町もあります。スマートメーターを導入することで、町民へのサービスが向上し、
将来的にはコスト削減に繋がる
と思いますが、見解をお伺いします。


答弁:スマートメーターを見守りに活用している自治体がある事は認識していますが、導入コストの他にランニングコストがかかりますので、町民の利便性や業務の効率化を考えて検討していきたいです。


水道事業に関しては、過去にダウンサイジングやソフト面の改善で経費削減が出来ないか等質問しましたが、今回は少し視点を変えて質問してみました。

他の自治体と比較しても水道料金が高額な余市町。

水道事業は大変厳しい状況ですが、様々な工夫で少しでも改善出来たら良いなと思います。



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