京都嵐山の世界文化遺産である大本山天龍寺の暁天講座に参加しました。
コロナで2年のブランクがありましたが、今の時期に毎年行われている天龍寺の暁天講座に参加しました。2年前にも記事にしています。
内容は、前半が座禅体験で後半が天龍寺管長の佐々木容道老師による講話です。
こちらが会場になります。
座禅体験は朝の6時から始まります。やり方の説明を受けた後に約15分の座禅を2回行います。座禅中は雲水さんが「警策」を持って回ります。雲水さんが近くに来た時にお辞儀をして前かがみになると背中を叩いてもらえます。背中の右側と左側を3回ずつ叩かれます。少し痛いですが、はっと目が覚めて身が引き締まります。私は計6回、叩いてもらいました。
連日猛暑日が続く京都ですが、早朝ということと周囲が嵐山の緑に囲まれていますので涼しくて清々しい空気のなかで座禅体験をすることができました。考えてみると世界遺産のお寺の中で座禅ができるというのは、贅沢な事だと思います。
後半の佐々木容道老師の講話は、般若心経で言われる「空」の話や「空観、仮観、中観」の説明といった内容の濃いものでした。講話はこれからも月に1度ありますので、参加してみたいと思いました。
例年ですとこの後にそうめんの接待があるのですが、まだコロナ禍の影響下であるためそれは今回は無かったです。ちなみに参加費は無料です。
お寺の中にある蓮の池です。もう終わりかけですが、蓮の花を観ることができました。
普段は我を忘れるほど仕事に追われる毎日ですが、たまにはお寺で静かに瞑想をする。そんな時間も大切だと思いました。