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ホテルのセールスについて思うこと。

こんにちは。

もうすぐお盆休みですね。去年に引き続き、「当たり前」な夏休みの過ごし方ができないですが、少しでも皆さんが楽しいお休みになればいいなと感じております。(^^)


さて。ふと、ホテルの販売について思うことがありましたので記事にしてみました。

私は自己紹介にある通り、WEB(主に楽天やじゃらんの媒体といった宿泊予約サイト)を使ってホテルを販売する仕事をしていますが、ホテル・旅館のコンサルをしているときに、よくこのようなことを言われたのを覚えています。↓↓


「宿泊予約サイトは手数料が高いから、なるべく自社HPで売りたい」

「広告費をかけられないから、極力、目を引くプランを作って集客したい」


……。当たり前ですよね。。(笑)


自社で売れば手数料が大なり小なり違えど、5%~15%の手数料を削減することはできます。

ex)ADR10,000円 50室 年間OCC70%

だとしたら、1日の宿泊売上が350,000円。手数料10%だとしたら35,000円の支払い。365日で12,775,000円の手数料がかかります。

(年収400万のスタッフ3人雇える金額です,,.。)

さらに宿泊予約サイトに出すWEB広告を打ち出せばさらに経費がかかります。


私自身も日々、グーグルアナリティクスなどを使ってHPの数値を解析したり、ユーザーの行動を分析して自社売上を上げることに汗を流す一人です。


しかしながら、ホテルの市場を鑑みると、果たしてその考えだけだとしたらどうでしょう??

自社販売にウェイトの大半を置くのは結論から言うと、かなり「無謀」だと思います。

例えば、宿泊予約サイトの媒体で見たときに、

大都市マーケット↓

東京・東京駅周辺エリア…約300施設

大阪・梅田エリア…約250施設

愛知・名古屋エリア…約130施設

観光人気都市マーケット↓

札幌…約520施設

軽井沢…約220施設

飛騨高山…約230施設

金沢…約300施設

道後温泉…約130施設

別府温泉…約200施設


ほど検索で出てきます。

この中で、どうやったらゲストに選ばれると思いますか??


まずは「宿泊予約サイトで目立つ」ことです。

もちろん、毎年なにか何かしらの表彰を受ける老舗旅館や外資系のラグジュアリーホテルなど、「そこのホテルに泊まること」が目的だったり、大手のチェーンホテルのよう会員組織を持っているところは新しく開業しても初めから自社誘導することはできます。

しかしながら、現実を見ると大半の宿泊施設は楽天やじゃらんなどで色々な施設と比較されながら選ばれています。

予約サイト経由で来られたお客様に会員になっていただいたり、次回の特典やディスカウントのベネフィットをコツコツ提供することで自社HPのゲストを掴んでいくことが最大の近道です。(もちろん、宿泊施設の良さがダイレクトに伝われば自ずとリピーターは増えていきます)

なので、自社HP誘導を優先事項にしつつも、宿泊予約サイトでコツコツ努力し、新規ゲストのπを増やしていくことがホテル集客においてもっとも大切なことだと思っております。


また次回以降の記事で、販促やプランの考え方などを話していければと思います。

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