2025年の崖を知ることとDX ~ Agile Japan 2020 ふりかえり実践会サテライト 参加ふりかえり ~ #ふりかえり実践会
しょうじき、DXが何かまったくピンと来なかったが、単語の意味を探りながら新しい概念を探求するという行為は楽しい。
DXって何だろう?と具体的に、自分たちの概念を、実例に落としてみる。
自分の体験だと、近所の薬局が公式LINEアカウントを持っている例が考えられた。処方箋をスマホで撮ってLINEアカウントに送ると、薬が準備できたタイミングでLINEに返信がくる。これもひとつのDXではないかと思った。
ポイントなのは、処方箋をデジタル化しようとしてないこと。既存の仕組みをうまく流用しながら、不便なところだけをITサービスを使って効率化していることだ。
「いや、DXというのは、トップダウンで、これまでの仕組みを一新して、ITをつかった効率的な仕組みを作り上げることなんだ!」と思いたい気もある。
ただ、そういうのはビッグバン・リリースと呼ばれ、やることが大々的で手間がかかる上に、効果が可視化しづらい。そんなんなら、身近なところにITを浸透させるほうが、よほど良い。
DX、DX、DX。なるほど、言葉と戦うのが人間の宿命とはいえ、DXという言葉を広めて儲けようとする「だれか」に操作されないようにしたいものだ。
クラウド、ビッグデータ、AI、そしてDX。ユビキタスとかWeb2.0とかいう単語もあったけど、まぁまぁ、そこは目をつぶろうじゃないか。
そういえば日本人には、問題を言語化するのは得意だなーと思う。「2000年問題」とか「2025年の崖」とか、不安を煽るのは日本人の得意技なのかもしれない。