キンモクセイ

ことしは

あなたを先まわり

甘い香りを

待ちわびる

おいてかれるのが

いや だから

目をふさいで

通りぬける

さみしい気持ち

感じるの

こわがってるのかも

しれないな

やっぱり ことしも

わたしから

走り出すのは

やめにして

しんしんと近づく

秋の音

からだ すべてで

味わおう

逃げずに

隣で

歩いていくよ

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