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雲取山は今日も良い山だった

ほんのちょっと前、久しぶりに雲取山を歩いて七ツ石小屋に泊まった
ガスの中、展望はまったくなかった
奥多摩小屋は改装されテン場も復活するらしい

鹿対策なのだろうか、重厚な鉄柵が登山道を覆っていて、この数年でいろいろ変わった

山頂直下の杉の幼木が大きくなっていた
何度も通った鴨沢からの道
久しぶりの雲取山だったけど、どこを踏んで歩いていたのか覚えていたのだろう
全然疲れることはなかった
小屋の雰囲気も変わらない
たかしさんとたみこさんに会うために登りに行ったのだろうか
これまた久しぶりに山と食欲と私を見ていたらつい夜更かしをしてしまった
土間で、誰もが寝静まる中ヘッデンでの夜更かしは何だか懐かしい気分だ
夜更かしって時間でもないけどね

山食を見ているとまた山に登りたくなる
雄大な自然を前に弱気になったり、勇気を貰ったりする主人公や周りの人物たちが素敵


だいたい自分がイライラする理由は少しの風で吹き飛ばせるような些細なことみんな心のなかに鮎美ちゃんがいる山を尊敬し、畏怖するひとの映し鏡

そしてやはりボクが大好きなのは黒蓮さん。
きっとフィクションで恋した人はこの人だけ。
現実にいたらたぶん手出し不可能な絶対的な存在だ。憧れる。

わかりました…!って!!

自由は時々寂しい
って言葉が彼女の代名詞だ

誰かを好きになったとして、今の自分は「自分を変えられるか」
その人のために何かを犠牲に出来るのか
最近人を好きにならないとか言ってるけどそれは何かを犠牲にするのが怖いから?

わからない!!勝手に変な方向に考えが行ってしまって気付いたら23時をまわっていた。


破天荒な人はこういうこと言うけどずっとは居られないのだよな

まさかの東北現地解散とか、起きたら先に登ってたとか病気だよ。
「私はまだ居たいから現地解散で!!」とかそんなこと言うやつ実際居るんやろうか。
いや、一緒に帰りたいやん。

素敵すぎる

現実でこんな人絶対に目の前に現れないでほしいと。切に思った七ツ石小屋の一夜であった。

実はスペイン行きのチケットを予約するのをずっと先延ばししていた。でも黒蓮さんの生き方を再び読んでようやく予約できた。

ありがとう黒蓮さん。人はこうやって実在しない人を好きになっていくのだ。

※詳しくは山食11刊


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