250129_W.A.モーツァルト 交響曲第25番ト短調 K.183 ほか
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オープニング~
1月も終わり
この番組 1月の頭は ウィーンフィルの ニューイヤーコンサートのマネではじまり その後1月のあいだは メモリアルイヤー 区切りのいい年を迎える 作曲家に注目して コンサートで取り上げたり とか そんな文化1月の第2週からは メモリアルイヤーの作曲家を取り上げる っていう流れでお送りすることが多い
先々週 生誕200年 ヨハン・シュトラウス2世 先週は 5人くらい 芥川也寸志先生とか エリック・サティとか 今年取り上げられやすくなるはずの作曲家 ご紹介 正直 まだ ぜんぜん足りてない
けっこうキリのいい年の作曲家でも 先週取り上げられなかった モーリス・ラヴェル 生誕150年 ジョルジュ・ビゼー 没後150年とか まだまだ紹介したい方 いっぱいいらっしゃる中
毎年 ご紹介が手薄になる っていう方がいらっしゃる
毎年12月と1月って こんな感じでやることが多い中 そのへんで誕生日とか 没日 とかが来る人を取り上げ損なう で 毎年 スルーしがちの作曲家 今日はビッグネーム ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト大先生
W.A.モーツァルト 交響曲第25番ト短調 K.183 第1楽章
モーツァルト 交響曲第25番ト短調 K.183
モーツァルトの音楽といえば かわいらしくて明るい というイメージ そんな音楽が多い方 ただこの第25番 ずいぶん鋭い そして暗い始まり方をする
裏拍にアクセントを置いた ラタータータータ っていう音型 少し音楽進んでいくと モーツァルト特有の明るさは滲み出してくる 曲の冒頭は ものすごく暗く 寄らば切るぞという 迫力を持って進んでいく音楽
交響曲を 数字がついているもので 41番まで モーツァルトの交響曲 めちゃくちゃたくさんあるじゃねぇかと思われると思う
モーツァルトの当時を想像してみましょう 音楽は 保存できますか? カセットテープも レコードすらまだ発明されていない 録音しようなんて想像もしない時代
あまり楽譜を保存して 何度も演奏するっていう文化もあったのやら 保存はもちろんどこかにされていて だからこそ今我々も モーツァルトの交響曲が聴けるわけ
こないだのコンサートの モーツァルトの25番 よかったよねー あの曲 もう一回演奏してくれないかしら っていうことも あんまり無かったかも
演奏したら 使い捨て みたいな で、 必要があればまた作っていく とかそんな感じだったのかな
どこまで本当かはわかりませんけど モーツァルトみたいな作曲家は 新しい音楽を作り続けて 発表し続けないといけなかったのかなと思います だから すごい量の交響曲が生まれていったのかなと 想像する
W.A.モーツァルト 交響曲第25番ト短調 Allegro 第2楽章
第2楽章 明るく始まった
いつも まぁ なんでもなんですが 交響曲などをご紹介するときに特に 交響曲第何番 ナントカ長調 だ ナントカ短調だ そこまでタイトルの一部だと思っていいし あんまり気にしなくてもぜんぜん問題ない
この曲の場合 交響曲第25番ト短調 短調 っていうのが 暗い調で書かれてますっていう意味 明るい調で書かれてるのが長調
だから第1楽章 あんな暗い始まり方をした 第2楽章だけ この25番では唯一 変ホ長調 明るい長調で書かれている緩徐楽章 ここから第3楽章と第4楽章は暗く始まる
41個もある交響曲 ほとんどの曲が 長調で書かれている モーツァルト 明るい曲を書きがち 41この交響曲 いちばん最後の3曲が また極端に人気が高い3曲 39 40 41
ほとんどの交響曲が長調で書かれてる中で その 大人気の3曲のひとつ 第40番と 今聴いてるこの 第25番 2つだけが短調
この25番が 小ト短調 40番を 大ト短調 っていうあだ名
数少ない 短調交響曲 っていうのも この第25番が人気の理由
W.A.モーツァルト 交響曲第25番ト短調 Andante 第3楽章
モーツァルトはベートーヴェンよりも昔の人 第1楽章と第4楽章に挟まれた2つくらいの楽章の 片方に スケルツォを置く時代はベートーヴェンが作った
スケルツォを置く時代 の 前は その位置に 3拍子のMenuet 踊りの音楽 を置くのが常
現在にそれだけ残っていって 今は幸い 楽譜もたくさん出版されて 録音もたくさん残っていく そうなっていくと 41個もあると 全部聞くの大変に感じるのでは
レコードがある曲 演奏機会がある曲 ざっといえば人気のある曲 っていうのが まぁ ある程度限られてる
モーツァルトの交響曲 実際に まぁ レコードが売れて聴かれるやつ 20番台以降 特にこの25番と 29番 ほとんどそれだけ が人気 ほかの曲も存在はする 23番 とか 27番とかあるはず で たぶん楽譜も存在するんだけど なんというか 需要が少ない レコードも楽譜もたぶん探しにくい
30番代以降 人気があるの増えていきます さっき言ったとおり 極端に人気があるのが 39 40 41の ラスト3曲 39と40はそのまま番号で 41は ジュピター と呼ばれます 最高の神様の名前
31 パリ 35 ハフナー 36 リンツ 38 プラハ
このへんはレコードも探しやすい この番組でもご紹介できそうな音楽 それぞれ作曲した場所 都市の名前だったり 献呈した貴族の名前とか そんなのがあだ名
W.A.モーツァルト 交響曲第25番ト短調 Menuet 第4楽章 Allegro
というわけで モーツァルトの交響曲 41個もあるっていうんで 怖そうに聞こえるかもしれませんけど 実質は 10個くらい 抑えとけば まぁ大丈夫
なんだったら 25 29 39 40 41 の5曲でも いいかもしれないくらい
その25と29 に関して言えば モーツァルト 10代での作品 ちょうど30番までが10代 この頃 イタリアへの旅行から帰った 故郷ザルツブルグで まとまった数 9曲ほど 交響曲を作曲しているんですが イタリア風の交響曲 3楽章構成の音楽と この25番みたいなウィーン風の4楽章構成として 半々くらいで 書いた とされていて 娯楽的 社交的な イタリア風の交響曲に対して 後の交響曲に至るたしかな足跡となるウィーン風 みたいに言われて 25番も 29番も そのたしかな足跡のウィーン風4楽章構成
モーツァルトはこの頃 交響曲での管楽器の扱いをいろんなパターンで試していたような感じがあって この25番に関してはTrumpetとかフルートを使わずに ホルンの数を増やして オーボエとファゴットと対比させるような感じ 我々アマチュアオーケストラ団員にとっては あの曲はフルートがあって Trumpetがなくて ファゴットがあって ホルンが少なくて ってなるので 正直 モーツァルトの楽曲は 団員さんの取り回しの面でも 取り上げにくい感じ
そんな感じで モーツァルト 殆どの曲 長調で書いてるのに 40番とのコンビでたった2曲だけ 短調の かたいっぽう 小ト短調 小さなト短調と呼ばれる 20番台ではぴかいちの人気を誇る25番
ディスカバー・ザ・クラシックス
【説明】ディスカバー・ザ・クラシックスというコーナーは元になった音楽とその音楽をカバーした他のジャンルの音楽などを並べて聴いて貰うコーナーです。
W.A.モーツァルト オペラ『魔笛』より『夜の女王のアリア』
モーツァルト 20件以上の舞台作品を残してる
オペラって 音楽たくさん必要 筆が早いのも含めて やっぱりすごい人
こちら モーツァルトの代表的なオペラ 魔笛
女性ヴォーカリストが この音 歌えるぜ って自慢することが多い音楽
このファ
ラファラドファドレソ
って 分散してるし ドからファも跳躍してるんで当てにくい たぶん
この音楽のカバー
シンフォビア
クラシカルクロスオーヴァー クラシックを取り入れたポップミュージック のジャンルでは スゥィートボックスっていうユニットでスマッシュヒットを飛ばしたロベルト・“ジオ”・ローサン っていうプロデューサーの スウィートボックスほどは 売れなかった シンフォビア っていうユニット やっぱりクラシックオマージュのポップ・ミュージックを目指したユニットだったんですが そのアルバムから 夜の女王のアリアの ディスカバー
SupahFreakinMarvelous / Symphobia
番組後半はたくさんのメッセージで盛り上げていただきました。ありがとうございました。
W.A.モーツァルト フルート協奏曲第1番ト長調 K.313 (序奏CUT・後半CUT)
モーツァルト ピアノ協奏曲 も けっこうとんでもない数
番号ついてるやつだけで27曲
今日は モーツァルトの中でも 特に人気の高い 木管楽器と ホルンの協奏曲
W.A.モーツァルト ホルン協奏曲第4番変ホ長調 K.495
モーツァルトの ホルン協奏曲 第1番から第4番までありまして
友だちだった ヨーゼフ・ロイトゲープ っていうホルニストのために作られた
1番と4番かな 今日は4番の最終楽章 RondoAllegroVIVACE
W.A.モーツァルト 音楽の冗談 K.522 第1楽章
モーツァルト 音楽の冗談 という作品
弦楽四重奏とホルン2本のための作品
モーツァルトが わざと 音楽としては やってはいけない ことというか
作曲家や演奏家が 行ってはいけない内容を書いていると言われる音楽
下手な作曲家や演奏家を揶揄するために書かれた曲であるとされる。シューベルトの友人の作曲家ヒュッテンブレンナーによって『村の音楽家の六重奏』(むらのおんがくかのろくじゅうそう、独語:Dorfmusikantensextett)と命名された。
おわかれの音楽
W.A.モーツァルト オーボエ協奏曲ハ長調K.314 第3楽章RondoAllegretto