241002【本編】A.ヴィヴァルディ『四季(通称)』より『春』『冬』 ほか
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オープニング
今日のディスカバーザ・クラシックスのコーナー に 『なにわ男子』さんの曲を提案されて採用した 楽しみ 日本の総理大臣が替わったり これからの手腕注目 10月はじまった 今年ラスト4分の1
今日は11月2日に予定されているコンサート 中でもいちばんおなじみと思う曲を聴いていただく
A.ヴィヴァルディ 和声と創意への試み作品8 より 協奏曲 第1番 ホ長調 RV 269『La Primavera』
1. Allegro non molto
音楽はもうおなじみ たぶん聴いたことないなんて人はいないはず。
この曲のなかまをご紹介するときは 曲の本当の名前から紹介してみなさんをできるだけ混乱させようとするのを常にしてる アントニオ・ヴィヴァルディ 和声と創意への試み作品8 より 第1協奏曲 その中の 今聴いているのが第1楽章
今言った本名 和声と創意への試み作品8 っていうのの中には ヴァイオリン協奏曲が12個含まれます 第5番協奏曲『海の嵐』 とか 第7番協奏曲『ピゼンデル氏のために』 とか あだ名がついてる協奏曲も多くて人気もある
その人気の一番の要因は やっぱり第1番協奏曲から 第4番協奏曲までの4曲に それぞれの季節をあてはめた ソネット が添えてあって 第1協奏曲は 春 第2協奏曲は 夏 の内容の詩がついてて そこまでの4曲を特に ヴィヴァルディの 四季 と呼んで 他の8曲と比較すると 一段上
今日は ヴィヴァルディの四季 春 と 後ほど 冬 今日はその2曲
ソネットには春の嵐がやってきて そして去っていく
2.Adagio
春の第2楽章 少し雰囲気がやわらかくゆったりとした中 少し暗い雰囲気で 春の温かさをあらわす この曲 のソネット 羊飼いが ヴァイオリンの合奏が奏でるさやさやという風の音の中 温かい草原で居眠りをしていて 傍らには 忠実な猟犬がいる ヴィオラが演奏している この トントーン っていうのは犬の鳴き声
ヴィヴァルディの四季でおなじみのオーケストラに イタリアの イ・ムジチ・ディ・ローマ 日本では イ・ムジチ合奏団 って言われるんですが
イ・ムジチ ってのは そもそもイタリア語で 音楽家たち っていう意味 イ・ムジチ合奏団 って言ってしまうと 音楽家たち合奏団 っていうことになる
イ・ムジチの ヴィヴァルディの四季
世界で一番売れたクラシック音楽のディスク
一枚くらい持っておいてもバチは当たらないんじゃないか
3.Presto
第2楽章で昼寝してた 羊飼いを描いてます この楽章はさらに妖精さんが現れて 羊飼いと一緒にダンスを踊る って書いてあります。陽気なバグパイプにニンフと羊飼いが明るい春の空の下で踊る。舞い踊る空の上には夏の匂いがたなびき始めていた。
尋ねると意外とご存知でないことが多い このヴィヴァルディの四季 っていうのは まず ヴァイオリン協奏曲
それで 春 っていうのが 3楽章 夏も3楽章 冬まで3楽章ずつ 楽章まで細かくすればぜんぶで12曲あることになる
協奏曲について こないだもドヴォルザークの チェロ協奏曲持ってきたときに 話した オーケストラの前に すごい上手な 人が一人いて 独奏をやってくれる オーケストラはたまに大きい音を出すときにメインにもなり 主役の楽器がメロディを弾いてるときに伴奏をしたり それを協奏曲 同じ意味でイタリア語 コンチェルト とも。
今日聴いてるこの ヴィヴァルディの四季 は ヴァイオリン協奏曲なので 主役になるのはヴァイオリン。
フリートーク
今日はヴィヴァルディの四季
今度11月の2日 久留米室内管弦楽団の第52回定期演奏会で取り上げるので
ヴィヴァルディの四季 もう1曲 冬
冬は独特な始まり方をします ソロではない弦楽器が ドンドンドンっていう音 それも少しかすれたような 氷の上を滑りそうな音を重ねていって始まるあたり聴いてみて
A.ヴィヴァルディ 和声と創意への試み作品8 より 協奏曲 第4番 ヘ短調 RV 297『L'Inverno』
1. Allegro non molto
300年も前に作られた音楽なのに これ演奏する風合いとか 方法とかに ちょっとした流行みたいのがある 特に楽譜にはなにも書いてないけど 今はスル・ポンティチェロって言って 冬の寒さとか 氷の風合いとかを表現するためか 弓を 駒より 弦のはじっこを弾くのが流行りな気が パート譜見てる限りでは根拠はわからない たぶん我々もそんな演奏になりそう。 硬い金属的な音でキューキュー言いそうなちょっとかすれそうな音を狙っていく感じになるみたい
冬の第1楽章のソネット 寒さの中で身震いしている。足の冷たさを振り解くために歩き回る。辛さから歯が鳴る。 オーケストラがキューキュー言わせてるのは 寒さで鳴っている歯かも
さっき聴いたヴィヴァルディの春 第1番協奏曲ね 春では 第1楽章と第3楽章が 春のすばらしい豊かさと温かさを表現して、その間に挟まった第2楽章で 羊飼いの居眠りを表現してた
冬の3楽章も 第2楽章でガラッと雰囲気が変わるので この第1楽章終わったら第2楽章どんな感じになるか楽しみに
2. Largo
第1楽章に出てきた冬の厳しさから あまりにも幸せな温かさが描かれる
ソネットには 『炉端で静かに満ち足りた日々を送り、その間、外では雨が万物をうるおす』
雨が降ってる日 外の気温も少し高いか 炉端 部屋の中の火の前は この音楽のような幸せな雰囲気に包まれて 美味しいものもあるかも もしかするとクリスマスのお祝いかも
っていう第2楽章を挟んで 第3楽章 冬の厳しさがまたやってくる
3. Allegro
この曲についているソネットでは 『すごい気をつけてすべらないように歩い』たり 『乱暴にあるいて氷ですべって転ん』だりしてる
全部読むと長いんで読まないけど
『南風、北風、あらゆる風が戦っているのを聴く。
これが冬なのだ。 でも、何という喜びをもたらすのだろう。』
って書いてある ちょっと意味がわからない。
四季の4曲 一般的には
春の3楽章で1曲 夏の3楽章 秋の3楽章 冬の3楽章それぞれを1曲 と数える 春の3楽章終わって拍手 冬の3楽章終わって拍手
わかりにくいと思うけど 一応そう思っておいてください
ディスカバー・ザ・クラシックス
【説明】ディスカバー・ザ・クラシックスというコーナーは元になった音楽とその音楽をカバーした他のジャンルの音楽などを並べて聴いて貰うコーナーです。
ヴィヴァルディ 四季より春 (ボサノバギターアレンジ)
すでにカバー曲を聴いているが 少々無駄遣いしてももったいなくない程度には四季のカバーはたくさんある
今日は 春と夏だったから ディスカバーは秋でもかけようかと思ったら 番組冒頭にも言った通り なにわ男子推しの『灘子』さんから なにわ男子の楽曲をという推薦が入ったので 用意してきた
3rdアルバム 『+Alpha』(プラスアルファ)より NEW CLASSIC / なにわ男子
番組後半はたくさんのメッセージで盛り上げていただきました。ありがとうございました。
以下はBGMなどで使用した楽曲です。
駆足用_見上げてごらん夜の星を
駆足用_恋歌綴り
競争・競技用_瀬戸の花嫁
A.コープランド 市民のためのファンファーレ(お別れの曲)
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