静かな退職について



上の動画を見たついでに買ってみた。「静かな退職」についての本かと思ったら、少ししか触れられていなくて拍子抜けしたが、よくよくタイトルを見ると、部下との1on1というワードがあるので自分の確認不足だった。せっかくなので全部読んだ。感想は後回し。

動画の話になるが、冒頭である人物が紹介されていた。入社数ヶ月で病院から診断書をもらい休職し、給料の8割をもらっているという人物だ。本人はピンピンしているように見えたが、診断書って簡単にもらえるものなのか?休職前も仕事をやっている振りをしてサボっていたようである。

社内ニートというのがあるがあれも結構苦痛じゃない?仕事以外のことを気にせずにできる環境であればいいが、やることなくてキーボードいじってるだけとか自分だったらもたないと思う。

話を戻すと、実際に何からの症状が出て休職しているのでなければ、めちゃくちゃ面の皮が厚い。動画に出演するのもどうかと思うのに、嬉々として自分の状況を話しているのはダメだろ。「会社の制度は使い尽くそう」とか言っていて、ライフハック()みたいな感じで上手くやってますよという態度も気に入らない。

病気なんかでの休職制度はやむを得ない理由があって使うものであって、能動的に使うものではないよな。産休制度はまた別。この件に限らず、裏技的なものはネットで拡散すると、多くの人に知れ渡ることで制度側の目に留まり、色々条件が加えられ、利用者が改悪と呼ぶ事態に陥るのはあるあるだろう。

いくら日本の会社が簡単にクビにはできないといっても、こういうのはひっそりとやるもので、大っぴらにするものではないと思う。隠しておいた方が良さそうなことを自分からオープンにする人って何を考えているんだか。たぶん、後ろめたさとかを感じていないんだろうな。リスク管理も杜撰だ。

こういう人がいて、しかも会社にバレるかもしれない(もうバレているかも)状況だと周囲の士気にかかわるんだよな。自分だけの問題とも言えなく、損失が大きくなる可能性がある。自分から辞めるように仕向けるしかないのか。休職の件をチャラにできるぐらい会社に利益をもたらした実績などがなければ、会社にとっては不良債権でしかない。

この人は仕事を続けられないので、会社制度を使おうとのことだった。ある期間だけ逃げ切ればいいのであればまだしも、今後一定の年数を働き続けることを考えた場合は、このやり方はうまくない。休んでいる間に副業や資格勉強などをするという感じでもなさそうなので、専業主婦になるつもりなのだろうか。

特定の人しかこの方法はとれないと思う。ずっと同じ会社で休職は無理だろう。かと言って転職して同じことをしようにも経歴が怪しい。まあ、こういう人は制度や誰かに寄生して生きていくんだろうな。

動画の話は終わり。続く


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