教わるのが上手い人

教わるのが上手い人は教えたくなる人と言っても過言ではない。

教える/教わる、というのは基本的に対人関係なので、それぞれの人柄はかなり関係している。大部分を占めているんじゃないか。一応、人柄以外も含めて考えてみる。

僕は、教わるのが上手くないので、自分が教える側だとしてやりやすい場合を想定する。下の1,3のような意味合いをイメージしている。

「教える」

1 知識・学問・技能などを相手に身につけさせるよう導く。教育する。教授する。
2 知っていることを相手に告げ知らせる。

3 ものの道理や真実を相手に悟らせて導く。戒める。教訓を与える。

コトバンク

・教わりたいこと(質問したいこと)が自分の中で整理されている

これは、まず大前提として考えられる。何か質問をするのにもそれなりに
要点をまとめる力がいる。質問の内容がそもそもわからないと教える側も何をどう教えるかに迷う。

何か指示を受けてそれに対してのやり方なんかを質問する場合は、指示の仕方がうまくない場合もある。指示をする側にもやはり、それなりの要点をまとめる力がいる。

極端だが何の前置きもなく「あれやっといて」という指示があった場合、
色々質問したいことがある。

やることが、ある程度はっきりしていれば、もちろん何かしらの質問はできるはずだ。

ある指示に対して、何をしていいかわからないというのは、指示そのものがおかしい。

また、指示する側も質問されるであろう内容を想定しておく必要がある。全部を想定する必要はないが、そのやりとり自体の時間がもったいなかったりするので、最初に指示する内容もかなり大事になってくる。

わからないことがわからないという場合があると言われている。特に仕事において。これは質問をする段階に至っていない。わからないものを分解していって、わからないものがわかるレベルまで落とし込めば、なんとか質問自体はできるだろう。そもそも、そんな事態ってあるのか?わからないことが多いほど必然的に質問も多くなる気がするんだけどな。

別に質問は一回しかできないというわけではないので、重要そうかどうかとか関係なく質問しまくればいい。質問がしづらい、できないのであれば環境が悪い。

何から手を付けていいかわからない。何が起きているか事態の把握ができなていない。これは考えられる。聞く相手がいればそのまま聞けばいい。

質問する相手がいなければ、自分でなんとか考えるか諦めよう。どうしても諦められないレベルであれば、やはり人に聞こう。

わからないものというのは、必ずしもわかるようになるわけではないので時にはあきらめも肝心だ。できないことができるようになるのも同じことだ。



・自分なりの考えがある

考えた過程があると思うので、そのあたりも踏まえて説明すると
知識が定着しやすくなると思う。

忘れたら調べればいいやとか、わからなくなったら誰かに聞けばいいやというのは別に構わないが、できるだけその数を減らしたいところではある。

なぜ、その質問をするのか、何に引っ掛かったのかが明確であれば、とりあえず、自分の質問の傾向なんかも見えてくる。


・質問する理由は言わなくてもいい場合と、言わなければならない場合がある

ただ、質問者にとってはそれがどの質問の場合なのかは判断しづらい。

だから、教える側も適宜、なぜそれが気になっているかを逆に質問する。

教えている内容に対して、大したことではないかもしれないし、大事なことかもしれない。

教えるのが好きな人がいる。その中に、人に何かを教えることで優越感に浸りたいという人もいるだろう。

これは、教えるという行為ではなく一方的に伝えているだけだ。

教えるというのは一種のコミュニケーションのようなもので、上にも書いたが相互のやり取りが発生する。

語弊があるが、自分より知識や経験、実力がない人に対して「教える」という過程が生まれる。

僕が上司に何かを聞かれても質問に答えたというだけで、教えたではない。

「教える」の意味に「知っていることを相手に告げ知らせる。」というものがあるが、僕はあまり納得していない。


・わかっているのか、わからないのかの反応が欲しい

こちらからはわかっているのかどうなのかの判断がつかないので、説明などをしていてわからない部分があれば、わからないと言って欲しい。

実際問題として、自分で考えたり、やってみたりして初めて質問がうかぶ場合もあるので、その場で考えながら質問をするのは意外と難易度が高い。

ただ、小さなものだと言葉の意味がわからないとかそれぐらいなら質問はできる。

また、リアルタイムでのやりとりでなくても、意思表示はできるはずだ。

一通りの説明を聞いたうえで、わからないポイントをまとめるのでもいい。
これってこういうこと?といった質問でも確認でもいいので、とにかく反応がほしい。


・ちょっと抜けている人

単純につっこみたくなるので。


・お礼の言葉を言える人

これは、やはり大事。場合にもよりけりだが、教えてもらって当たり前の態度だと、そのうち教えてくれなくなる。


教わるのが上手い人の結論

人柄、以上

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