ISTPが考える外向感覚(Se)の鍛え方

上の記事にあるように僕はISTPとINTPの間ぐらいだと思っている。記事内の心理機能のグラフではSeが低めに出ているが、自分の認識ではもう少し上手く使える印象がある。

最近、ようやく自己確信に至ったので、タイトルをISTPに変えた。心理機能診断は信じすぎると混乱の元になるとわかった。

ISTPが考える外向感覚(Se)の鍛え方についてまとめてみる。本来は主機能である内向思考をまとめたいところだが、こちらは時間がかかりそうなので後回しにする。

Tiについてはこちらを見れば何となくわかると思います。

外向感覚とは以下のようなものを示す。

現実的で、行動に移すことを重視する
実践的
頼れる
力強い
細かいところまで行き届く
エネルギッシュ
気さくな
いつ、どこで、誰が、何を、などの情報を抑えている
緊張を和らげる

(MBTIへのいざないより):R.R.ペアマン , S.C.アルブリットン

直観と感覚は、現われてくるかぎりの事象を、ともかくそのまま知覚することを本領としており、
それに方向づけを与えたり、法則に照らし合わせて取り上げることをしないということである。

感覚・・・感覚は生理的刺激を近くに仲介する機能である。
直観・・・これは事物そのものよりも、その背後にある可能性を知覚する機能である。

感覚が事実性を追求しようとするのに対し、直観は可能性に注目するのである。
外向的感覚型のひとは、まさにリアリストそのものである。客観的事実を、事実そのままに受け取って、その経験を集積してゆく。

外向的直観型のひとは、外的な物に対して、すべてのひとが認めている現実の価値ではなく、可能性を求めて行動する。

(<心理療法>コレクションⅠ ユング心理学入門):河合隼雄

感覚機能と直観機能の二つは、ただ受け取るだけという機能である。
外のものでも、あるいは心の中のものでも、何か向こうからやってくるのを受け取るだけという機能である。

「外向的感覚型」というのは、外からの刺激をそのまま受け取るタイプである。
外からの刺激というのは、たとえば見たものをそのまま受け取って、記憶にとどめる。

「外向的直観型」というのは、外的なことがらについて、将来のことや物事の本質が見えてしまう人のことをいう。
こういう人は、「これからの世の中はどういうふうに動いていくのだろうか」「何が値上がりするだろうか」
「どんな商品が売れるだろうか」というのがパッと分かってしまう。

(心のしくみを探る ユング心理学入門Ⅱ):林 道義

自分の感覚を羅針盤にする
物事を好き嫌いではなく、ありのままで受け止める
自分なりのこだわりをとても重視する
ファッション、グルメへの関心が人より高い
財布の中身が寂しくても、好きなものへの投資は惜しまない
時間に正確できっちりしている

(ユング心理学でわかる8つの性格) : 福島 哲夫

外の世界(現実)をただそのままに受け入れ、それで人生は十分だと考える人です。出来事や物に対してあれこれと意味を考えたり価値を見出したりすることは、あまり求めません。まさしく、感覚で外の世界と接するわけです。

(心のトリセツ ユング心理学がよくわかる本):長尾 剛

現実を素直に受け入れるためには、どう感覚を鍛えるかというのをここでの焦点とした。

五感といっても、僕自身は視覚と触覚が他の感覚より強めかなという認識はある。

生まれ持ったものか、後天的に身につけたものかはわからないが、僕自身が幼少期にやっていたことなどを挙げる。やったことがないものもある。完全に偏見だが、多分効果がありそうだと勝手に思っている。

現実世界に生きる僕たちにとって、一番楽に動かせる体の部位は手だと思うので実際に手を動かすことを挙げる。視覚情報は自然と入ってくると思うが、意識して目に映るものを捉える。


・習字
・イラストなどのトレース
・物のディテールをスケッチ

このあたりのものは、手を動かすことに加えて視覚情報も使うため、外向感覚を鍛えるための準備運動みたいなものだと考えている。

ここではオリジナリティはいらない。目の前の情報に意識して、そのまま形を真似る。



・折り紙
・レゴ
・プラモ
・立体パズル
・DIYなど

この辺りは想像(創造)力や思考力もついでに鍛えられると思う。先ほどの2Dの情報と違いこちらは主に3Dの情報になる。これらのものが好きだったり得意だったりすると空間認識力が高いかもしれない。

諸々の信憑性はさておき、僕自身はこういうのは好きだったりする。



・キャッチボール
・ジョギング

手先だけでなく、体全体を使うので今自分は体を動かしているという実感が得られやすく、現実に生きていることもあわせて実感できる。各パーツが動的に働いている。



・横スクロールのアクションゲーム
・レーシングゲーム

外に出るのが面倒な人向け。あまり新しいものだと情報量が多すぎて、どこに意識を向けていいかわからないので、古めのものでいいと思う。マリオ系はちょうどよさそう。キャラクターに視点を合わせて、自分の手で操作できるのがいい。


・ジェットコースター系に乗る
・夜景を見る
・海を眺める
・牧場のような草原に行く

視覚や触覚を刺激するものたち。僕はジェットコースターは嫌いなので乗らない。視覚と合わせて記憶として脳裏に焼き付けておくと、感覚として実感しやすいと思われる。


・駅の構内など人が多い場所で、通行人を避けながら進む

人に意識を向け、動きを予測しつつ、自分も動いて相手をかわす。ぶつかりそうになったら止まったり、避けたりして、一瞬で最適な行動をする能力が鍛えられる(はず)。


・散歩しながら周囲の状況に目を向ける

暗くならないうちに、見知っている場所でも見知らぬ場所でもいいが、散歩しながら街並みに注目する。何か気なる箇所があると思うのでより目を凝らしてみる。気になるものがなければ、電柱とかマンホール、自販機の数でも数えるといいと思う。気を取られて事故に巻き込まれないように注意する。慣れないうちはあまりキョロキョロせずに動くものに注目する。


・焦点を遠くにあわせる(物理的に視野を広く)

感覚型の人は「木を見て森を見ず」と言われていると思う。上で説明したものと矛盾するが、ここではある狭い範囲に焦点をあてるのではなく、視野を広げて、全体を視覚範囲に入れる。

ある一点ではなく、なんとなく死角にも意識を向ける感じ。パーソナルスペースを広げるイメージ。あまりやりすぎるとただの神経質な人になりかねないので注意。五感を研ぎ澄ませる練習。

大人になっても気軽に楽しめるものもあると思うので、外向感覚を鍛えたい人はぜひ。効果のほどは不明。

ウォーリーをさがせや間違い探しなども視点移動や視点集中の訓練にいいと思う。

Ti-Seで考えた結果がこれだと思ってます。

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