2024/11/01
カラダにやさしいブレンド茶とか脂肪の消化を促す特茶だとかを意識的に飲むようにしている。健康になりたい、という誰も傷つけない願いは、しかしゲイの世界によっては痩せようとしているデブに対してそれはポーズだろ、とか本当は痩せる気ないだろという世界がそうであって欲しいという微かでしかし強靭な願いに押しつぶされる形で捻じ曲げられることがある。
結局、太っていた方がモテるだろという意見が罷り通る世界においては他者の健康志向を疑うことは悪意ではなくただ純粋に損得の感情から繰り出された行為なのかもしれなない。
しかし死ぬから、と思う。子ども時代、祖父にお菓子を与えられ続け足を速く動かせなかった幼少期を過ごした俺は、太り続けることで最後はどうなるかを嫌というほど聞かされてきた。人間はカロリーを摂取し続けると体がぶくぶくと膨れ上がり、ある臨界点を超えるとパチンと身体が弾けて死ぬ。この現象は現実の体には様々な形で現れる。例えば糖尿病、心臓病や脳卒中といった診断名がつき体の中で脂肪が暴れまわり体が弾けるという形で死ぬというよりは心臓や脳が活動を停止するという体の外からは分かりにくい状態で人間は死を迎える。しかしそれは世界が俺たちの目に映している虚像であって、その虚像を取り払うと太り過ぎた人間は実際に身体が弾けて死んでいる。人造人間セルの最後みたいに。
世界を変えるには自分が動くという方法以外で変えることは不可能である。人生に過度な期待は禁物であるが、しかし自分の行いによってのみでしか前向きな変化の可能性はないという健やかな期待をもつこともまた重要である。そういった健やかさを形にしたものがカラダにやさしいブレンド茶とか脂肪の消化を促す特茶になってくる。
健やかさという言葉にハマっていて、体の健やかさそして精神の健やかさ。昨今は冷笑主義という言葉がセンセーショナルになり、他者への物差しの一つとして追加されたように思う。当然、他者を冷笑することはいけないが、しかしそういった物差しを用いた価値観を捨てて他者と健やかに関わることに専念しなければと思っている。健やか。すこやか。
色々な事情から一人で考えを巡らすことにどん詰まりを感じてきていて、一人で楽しくなることへの才能が突出しているのでしばらく一人でいたが、しかし他者と関わる機会も増やしたいと思っている。出来るだけ短時間で多くの人と。それって接客なのかなと思っているのだが、誰か酒なし抜きなしでゲイに接客が出来るバイトを知りませんか。別にゲイじゃなくてもいいんですが、ゲイについて考えたいからゲイに接客することが必要かなと考えている。給料は無くてもいい(仕事を舐める可能性あり)。こんな態度は健やかじゃないのでしょうけど。