2024/10/22
Twitterにて#私の第一印象を教えてください、というタグが流行っていた。確かに自分の第一印象、気になる。俺の第一印象というのを自分なりに考えてみると、俺は現実との接点が少ないのでほぼネットでの印象になるだろう。俺のネットでの印象と言えば、下ネタ、淫猥、丸出し、側溝、粗野、物乞い、俗悪、品がない、ポリ袋、エゴイスティック、ポルノ、あこぎ、ハイエナ、ガムの捨て紙、不器量、狡賢い、貧すれば鈍する、無駄、しまむら、下種、負け組、電卓、睾丸、無知、下劣、チーたら、素寒貧、恥知らず、底が浅い、冷蔵庫の下の空間、欲深、下っ腹、醜男、物陰、大嫌い、さようなら、ブービー賞、本立て、最低、鼻つまみ、ドッジボールで守られた経験、タブー、一籌を輸する、ウーバーイーツ、期限切れ、邪魔、豚、レイジブルー、不出来、鄙俗、軽輩、なすび、虫唾、不快、一太郎オフィス、不浄、ペニス、トカゲ、スリザリン、ポイズン、ダーティー、お笑いぐさ、アバッキオのスタンド、違法ダウンロード、三文、空疎、瓦石、誰が握ったか分からない寿司、である。
第一印象と聞くとまず思い出すのが、メラビアンの法則である。ざっくり説明すると、人間の第一印象は外見が65%、話し方や声の大きさが30%、話した内容が5%の内訳で決定されるというものである。この法則を過剰に受け取ると、結局見た目だよね…という結論になるのだが、しかし冷静に見れば外見以外の要素も約40%はあるということでもある。この法則について分析まがいのことをするなど、既視感のある話しか出来なくなるのでやめておくが、人間は清潔感をもって元気に挨拶して相手を褒めてみればそれで第一印象は良く保たれやすいということである。
しかしここで第一印象を良くしようと努力する全ての人間を爆弾のように吹き飛ばし、他者をあげつらって笑う言葉があって、それは”自意識過剰”である。「他人はそんなあなたのこと見てないよ。自意識過剰だよ」などと聞いたような言葉を吐いて他者を落とし、自分は孤高を気取るかのような振る舞いで勝利した気になっているかもしれないが、その言葉自体は他者に使っていい言葉ではないという事をまず知るべきである。そんな言葉が流行ってしまったから、自分の思う事、行うことが全て無駄であって真実に迫ることはなく落ちていく様を想像してしまい、自分の弱さがこのような強迫観念めいたものを感じさせている原因なのだと錯覚してしまうようになった。要は優しい人間が割を食うのがこの言葉であって使う人間に万能感のような作用を伴わせるから、不意に誰でも使うようになってしまったのだろう。そして一度この言葉を使ってしまったら、この言葉が足を引っ張り、この言葉を理由に自らの怠惰を容認出来るようになってしまうのだ。
あなたが感じている意識、感覚は自意識過剰などではなく、深刻なことなのだ。思いつめすぎもそれは良くないが、しかし本人にしか分からない苦しみは確かにあってそれを他者が小さく丸めてしまう権利など、どこにもない。自分にとってはなんてことない悩みに見えても、他者にとっては”本当にそう”でしかないこともあるのだから自意識過剰など、ないのだ。
ちなみに俺は外でめちゃくちゃ人の事を見ている。ガン見している。あなたのことも見ているぞ。コッチヲ 見ロォォォ!!シアハートアタック、キラークイーン第二の爆弾、弱点はない…!