エッグベネディクトもどきだった話。
事件から1週間たち、未だにもやもやしていることがある。
東京出身だけれど現在地方に住んでる私は、たまに東京に帰りたくなる。
地方でも生活にはなんら困らないのだけど、やっぱり街のおもしろさは違うかなあと思っていて。
私は食べるのが本当に好きで、たぶん朝起きてから寝るまでずっと食べることを考えている。
太りやすい体質だから、しっかり計画を立てて食べないとすぐ食べ過ぎで太ってしまうので、自然とずっと今日何を食べたいか、それを何時に食べるか、パンを食べてしまった分のカロリー調整をどこでするか、とかずっと食事のシミュレーションをしているのです。
なんだただのデブか・・・とお思いでしょう。そうですデブです。
デブですが、おかげ様で飲食コンサルのお仕事はたまに頂きますよ。
で、掲題の話です。エッグベネディクトなんですけどね。
こちらは私が地方に旅立ってから流行りだしたものでして、私が今いる地方には食べさせてくれるところがないんですね。
だったら作っちゃおう!とは思うはずもなく、今度東京行ったら食べてみよーかなーと流行った頃に思ってました。
で、今回もう流行りなど廃れた頃に東京に帰りまして、知人との1時間弱しか時間が取れない最速ランチに入ったお店で初めて食べてみたのです。
ていうか、14時過ぎてからのフードがエッグベネディクトしかなかった。その一択危険では。。。
だから当然食べてみたのだけど、私の初めては初めてでカウント出来なかった。
た ま ご が か た や き
そう、マフィンではなくなんだかほんのり甘いミニパンケーキ3枚ほどの上にベーコンがあり、その上にぷるぷるに鎮座するのがデフォルトであろうたまごさんがまさかの固焼き。
2つとも。あ、ウォール写真がそやつです。
とろっと流れ出るたまごを想像した私、呆然。
このお店はそういう主義なのかしら・・・?と思い食べ進めてると、遅れてやって来たもう1人の知人が同じものを注文(それしかない)
そして運ばれてきたエッグベネディクト。
もう店員さんがテーブルに置いた時から分かるぷるぷる感。
失敗やないかーい
私のベネディクト違うやないかーい
ここで私は思いました。
エッグベネディクトとか、流行りモノであって多くの人が初めて食べるであろうメニューを提供するお店は、その人の初めてを担う重要さをもっと認識した方が良いと。
お店にとっては、1日に何回も作るうちの1つだからちょっと失敗してもそのまま出したれと思ってかもしれません。むしろ1つ固焼きになっちゃったから2つともそうしたという確信犯的可能性もあり。
でも、私にとっては初めてのエッグベネディクト体験なわけですよ。アヒルが初めて見たものを親と認識するように、初めて食べた味がその未知のメニューの定義になっちゃうわけですよね。
それってすごく責任重大。
気軽な気持ちでメニューにしてもいけないし、失敗したら例え廃棄が売上を圧迫しようとも、お客様をお待たせしようとも、潔く作りなおすべきですね。
これは飲食にかぎらず、色んなお仕事に言えることだなあと勉強になりました。
味は悪くなかったしスタッフさんの感じも良かったから、ちょっと残念だったな。また食べに行ってみようっと。
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