リチャードソンジリスってどんな動物??懐く?飼いやすさは??
こんにちは、こーです。
最近は犬猫以外でもハムスターやフェレット、ハリネズミ、トカゲやヘビ等ペットの認識もかなり広くなってきています。
リチャードソンジリスもここ数年で人気が出てきており、生体価格も年々値上げ傾向な印象です。ハムスターともネズミとも少し違う風貌が注目を集めており、エキゾチックアニマルになります。
リスだけど木の上ではなく地上に穴を掘って暮らすリス
お世話の頻度は1日 1回~2回
主食は木の実ではなく、うさぎと同じ牧草(チモシー)
じゃれついてくれる程まで飼い主に懐くことはかなり珍しいため期待できない
長期出張/旅行に行かない人にオススメ
実際にリチャードソンジリスを1年育ててみて、お迎え前には知ることが出来なかった情報等を中心に発信していきます。
①リチャードソンジリスについて
国内略称:リチャ
分類:げっ歯類リス科
生息地:北アメリカ
サイズ:20cm~30cm弱
体重:300~500g程度
性格:個体により様々、基本的には臆病
発情期:12月~3月ごろに1~2ヶ月間程
寿命:3年~7年
適正温度:18℃~25℃程度
○人気の理由は愛くるしいおっさんフォルム!?
リスと言われると体と同じサイズの丸いしっぽ、木の上でクルミを食べる姿を想像する方がおおいでしょう。
リチャードソンジリスは違います。ドスンとしたお尻で座り込む様子は他の動物にはない愛くるしさの一つです。
○発情期は手が付けられない!?
リチャは春に出産する生き物です。
そのため冬から春にかけて発情期が来る子が多いみたいです。
発情期中の主な特徴は(個体差あり)
・食事量が減って痩せる
・攻撃的になり飼い主の手や足を噛む
・犬に似た獣臭がする
・赤みのある茶色のおしっこをする
実家で2匹の小型犬がいる私には懐かしいにおいですが、過去に猫を飼ったことのある嫁には耐えられないにおいだったようです…笑
シンプルに動物全般のにおいに慣れているかで分かれそうですね。
②育てる環境
【飼育環境・備品】
初期費用はこちらにまとめました。
室温管理は必須です。
夏場や冬場も16℃~25℃になる用に保つ必要があります。
備品の基本は下記になります。消耗品と分けておりますが、どれも悪くなれば買い替えるので基本的には全て消耗品と言っても過言ではありません。
・ケージ
縦45㎝×横96㎝×奥行45㎝の物を使用しています。
・回し車
幅30㎝のサイレントホイール
・水入れ
引っ掛けたり、吊るしたりするタイプ、起き型など種類があります。
・ご飯皿
これは飼い主の好みですが、ご飯がこぼれないものが衛生的。
+α
トイレ砂容器、チモシー容器、寝床、砂浴び容器、部屋んぽサークル等
季節に応じて
冷感素材の布や石、ヒーター等
【餌や消耗品】
・チモシー
・ジリスペレット
・床材
・トイレ砂
・砂浴びの砂
等など初期費用などの金額や買い替え頻度の詳細はこちらの記事で触れております。
③必要なお世話
【餌(ペレット・チモシー)・水をあげる】(毎日5~10分×2回)
我が家では朝と夜の1日2回のお世話です。
・ペレット
一度も食べ残したことはありません。
ご飯皿を綺麗に拭き上げて、新しいご飯を入れてあげる。
この時、お菓子作りで使うような図りを使ってg単位で管理しています。
ペレットは補助栄養食品的な立ち位置ですので与えすぎると一瞬で太ります。
・チモシー
チモシーは余るほど入れて大丈夫です。
食物繊維が必要な個体ですので、食べたがる分だけ与えて大丈夫です。
毎回余るほど入れているものを新しい物と取り換えるイメージになります。
【トイレのお世話】(毎日5分×2回)
食事と同様1日2回トイレ砂を交換します。
ゴミ袋に捨てて、拭き上げて新しいトイレ砂をセット
うんちは草食動物だからかコロコロです。
少し経ったものなら素手で触れるほど固くなり、においにキツさを感じた経験はありません。
※トイレを覚えてくれるとは限らない※
こちらが指定した場所でトイレをしれくれるとは限りません。
幸い我が家のリチャは固定でうんちをするため、そこにトイレ砂を設置しました。
それでも100発100中ではなく、歩きながらや食事中にトイレをすることもあり、ケージの中に転がっている事も珍しくはないです。
【リチャのケージ全体の掃除】(週1回 30分~1時間)
床材の撤去、回し車の水洗い、ケージ内面の水吹きと乾拭き。
その後は回し車と床材設置。
④育てるうえでの注意点
【意思疎通が得意ではない】
犬猫とは違って、ダメな事や怒られてしまう事を抑制できる生き物ではありません。
逆に飼い主にしてほしいことを伝えられる生き物でもありません。
飼い主のことを落ち着く匂いだなぁ、餌とおやつをくれる存在だなぁくらいには覚えても、懐きとして行動に出るかは全くの別物です。相手も生き物です。SNS映えするような期待は禁物です。
【なんでも齧る】
部屋の壁、コンセント、絨毯、クッション、フローリング、フィギュア、人形、椅子の足、お気に入りの鞄…etc
齧り対策は他の記事で紹介しますが、本当に何でも齧ります。私も壁を齧られてしまい退去費用に震えています(笑)
ただし歯が伸び続けてしまう生き物なので、齧って歯を削らないと先々の健康管理に悪影響が残るのも事実。
齧られたくないものや齧ると健康に害を及ぼすものなど注意が必要です。
部屋を歩かせている間に感電死してしまうこともあります。
【小動物は臆病】
何度も書いてきましたが、懐くとは限りません。
個体差/性格差もありますし、もともと捕食される側の生き物です。
SNSで注目を集めるような子は一握りだと思ってください。
ただし、ご飯の時間にケージをあけると膝の上に登ってきたり、おやつ欲しさに近付いてきたり(撫でようとしたらすぐ逃げる)といった行動は愛情注げば見せてくれる子が多いでしょう。
【夏冬はエアコン必須】
冒頭に書いたとおり、適正温度があります。
真夏や真冬の人がいない時間も16~25℃程度を保つ必要があります。
余談ですが、都内在住で私の2023年2月の電気ガス代は38,000円でした。
電気代のみでいくらになるかは分かりませんが、ある程度は覚悟しておくと良いでしょう。
【長期不在は不可】
毎日のお世話が必要な生き物です。
小動物にとっての半日・1日は人間よりも遥かに大きいエネルギーを消耗します。
お仕事など帰りが遅い日くらいのお出かけなら、夜ご飯が少し遅くなった程度ですが、宿泊を伴うお出かけには注意が必要です。
1泊2日程度なら餌を回数分多めに与えるなど出来るかもしれませんがオススメはしません。
近所のペットホテルやペットシッターがあるかはお迎え前に要確認です。
まとめ
ひとことで言うなら可愛いの塊
本記事は他で取り扱っていないことを中心に発信しているため、ややネガティブよりの内容も記載しております。
命を育てる以上、それに伴う責任と覚悟が必要です。
今後大変なことはテーマ別に記事にしていこうと考えておりますが、苦労を超える癒しに出会えることもまた事実。
来春お迎え検討中の方でご質問などありましたらご連絡くださいませ。
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